THE ANSWER編集部・柳田 通斉の記事一覧
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「日本の人が優しくしてくれた」 苦労跳ねのけたリ・ハナ初V、4か国語を話す才女は「ボミさんのように」
2023.10.29女子ゴルフの国内ツアー・樋口久子 三菱電機レディスが29日、埼玉・武蔵丘GC(6650ヤード、パー72)で最終日が行われた。前年の年間女王・山下美夢有(加賀電子)と、初優勝を狙うリ・ハナ(韓国)、仁井優花(エレコム)の3人が通算9アンダーで並び、プレーオフ(PO)に突入。最後は1ホール目でリ・ハナがバーディーを奪って勝負を決した。中国で生まれ、12歳で韓国に渡ってゴルフの腕を磨いた22歳。高校卒業後に来日し、中国語、韓国語、英語、日本語を話せる才女でもある。愛くるしさも踏まえ、前週のマスターズGCレディースで日本ツアーを引退したイ・ボミのような「愛される外国人選手」になる予感を漂わせている。自身もイ・ボミのファンで「ボミさんみたいになりたいです」と目を輝かせた。
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またしても「仁井さんが2位」 いじられてきた仁井優花、PO惜敗で本音「もう2位はいいです」
2023.10.29女子ゴルフの国内ツアー・樋口久子 三菱電機レディス最終日が29日、埼玉・武蔵丘GC(6650ヤード、パー72)で行われた。5位で出た仁井優花(にい・ゆうか、エレコム)は4バーディー、1ボギーの69で通算9アンダーとし、山下美夢有(加賀電子)、リ・ハナ(韓国)とのプレーオフ(PO)に進出。だが、同1ホール目でバーディーを奪ったリ・ハナに敗れ、2位に終わった。ジュニア時代から大会で2位になると「仁井さんが2位になった」といじられてきた21歳。2位は自身のツアー最高位だが、「もう2位はいいです」と悔しがった。
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岩井ツインズが「可愛い」と評判の双子コーデで最終日同組 理由は2人の深い地元愛
2023.10.29女子ゴルフの国内ツアー・樋口久子 三菱電機レディス最終日が29日、埼玉・武蔵丘GC(6650ヤード、パー72)で行われた。8位で出た岩井千怜(Honda)は5バーディー、2ボギーの69で回って通算7アンダーとし、5位で終えた。姉の岩井明愛(Honda)と同組のラウンド。2人で「地元の大会だから」と話し合い、双子コーデのウェアでもギャラリーを盛り上げた。優勝はプレーオフを制した22歳リ・ハナ(韓国)。
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もう言わせない「仁井さんが2位だ」 21歳仁井優花が初V射程「2位だと必ず言われる(笑)」
2023.10.28女子ゴルフの国内ツアー・樋口久子 三菱電機レディス第2日が28日、埼玉・武蔵丘GC(6650ヤード、パー72)で行われた。首位から出た仁井優花(にい・ゆうか、エレコム)は1イーグル、3バーディー、4ボギーの71で通算6アンダーとし、5位に後退したが、ツアー初のホールワンを記録した。2021年11月、2度目のプロテスト受験で合格した21歳。ジュニア時代から「仁井さんが2位になった」といじられてきたと明かし、最終日は2位ではなく、初優勝だけを目指す。首位は通算9アンダーの鈴木愛(セールスフォース)。
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原英莉花がショートスリーパー告白 時差ボケでも2位浮上「ゴルフがなければ3時間睡眠でも…」
2023.10.28女子ゴルフの国内ツアー・樋口久子 三菱電機レディス第2日が28日、埼玉・武蔵丘GC(6650ヤード、パー72)で行われた。8位から出た原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)は、5バーディー、1ボギーの68で通算7アンダーとし、2位に浮上した。米ツアーの2次予選会(米フロリダ州)から帰国し、休まず今大会に出場。練習ラウンドなし、時差ボケありの状態だが、「私はショートスリーパーなので」と語り、逆転優勝への意欲を示した。
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女王・山下美夢有が復調の2位浮上 裏には信頼置く父の助言、12戦ぶりVで年間ランク1位奪回へ
2023.10.28女子ゴルフの国内ツアー・樋口久子 三菱電機レディス第2日が28日、埼玉・武蔵丘GC(6650ヤード、パー72)で行われた。18位から出た山下美夢有(加賀電子)は6バーディー、ボギーなしの66で通算7アンダーとし、2位につけた。昨季の年間女王で今季も前半戦だけで4勝。だが優勝は6月のニチレイレディスから遠ざかっている。9月にはショットがグリーンに乗らない程の不調を感じたが、救ってくれたのはこれまで通り、父でコーチの勝臣さんだった。首位は通算9アンダーの鈴木愛(セールスフォース)。4位から出て、7バーディー、2ボギーの67をマークした。
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POで初優勝逃した女子ゴルフ20歳の涙 桑木志帆、4歳から二人三脚の父との想い「今に見とれ」
2023.07.03女子ゴルフの国内ツアー・資生堂レディス(6605ヤード、パー72)は19歳の櫻井心那(ニトリ)がツアー初優勝を飾って終えた。2日の最終日。櫻井とのプレーオフ(PO)で敗れた20歳の桑木志帆(岡山御津CC)は、勝者をハグで祝福した後に号泣した。首位でスタートし、正規18ホールでは5バーディー、2ボギーで69。通算10アンダーまで伸ばしたが、POではバーディーが奪えず、レギュラーツアー初優勝は逃した。グリーン脇に導かれていた父・正利さんは、泣きじゃくる愛娘を見ながら「これでまた強くなると思います」と前を向いた。(取材・文=柳田通斉)
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宮里藍、衰えぬプロ魂を告白 2017年でツアー引退「まだアンダーを出したい思いある」
2023.03.11元世界女子ゴルフランキング1位の宮里藍(サントリー)が11日、兄の聖志、優作、アマチュアの馬場咲希(代々木高2年)と神奈川・横浜市内で開催中のジャパンゴルフフェア2023でトークショーを行った。
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馬場咲希、宮里3きょうだいと初トークショー「のまれませんでした(笑)」 オフに7kg増量
2023.03.11昨年の全米女子アマチュアゴルフ選手権で優勝した馬場咲希(代々木高2年)が11日、人生初のトークショーを経験した。神奈川・横浜市内で開催されているジャパンゴルフフェア2023で、元世界ランキング1位の宮里藍、聖志、優作の“宮里3きょうだい”とともにメインステージに立った。
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「最低1000万円かかる」 テスト不合格の女子ゴルフ25歳、欧州挑戦前に資金不足の壁
2022.12.302023年シーズン、欧州女子ゴルフツアーに参戦することになった識西諭里(おにし・ゆり)は今、資金集めに動いている。7度目の受験だった国内プロテストは最終で不合格。米ツアー最終予選会の落選を経て、欧州女子ツアー最終予選(QS)をボーダーライン上の通算3アンダー、17位タイでクリアした。ようやく手にしたツアー出場権だが、動く範囲は欧州に加え、アフリカ、米国、アジアに及ぶため、「最低でも経費で1000万円はかかる」と考えている。8度目のプロテスト受験も念頭に置く25歳の思いを聞いた。(取材・文=柳田 通斉)
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高校サッカー監督から転職 選手権13度の62歳元名将、静岡で第2の人生を始めた理由
2022.12.30第101回全国高校サッカー選手権が12月28日に開幕した。かつてこの舞台に奈良育英を13度導いた元監督が、日本サッカー界を支える巨大施設にいる。時之栖(ときのすみか)スポーツセンター(静岡・御殿場市)の上間政彦GMだ。奈良育英では校長も務めた62歳は、セカンドキャリアを歩みながら、「日本代表がワールド・カップ(W杯)で優勝するため」の動きも見せていた。(取材・文=柳田 通斉)
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女子ゴルフで感動を呼んだ30代の復活劇 金田久美子らが見せた黄金世代の「お手本」
2022.12.25「THE ANSWER」が各スポーツ界を代表するアスリート、指導者らを「スペシャリスト」とし、第一線を知る立場だからこその視点で様々なスポーツ界の話題を語る連載「THE ANSWER スペシャリスト論」。女子ゴルフでツアー通算6勝を挙げた北田瑠衣(フリー)は「THE ANSWER」スペシャリストの一人を務め、ゴルフ界のトレンドやツアーの評論、自身の経験談まで定期連載で発信する。
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また女子ゴルフ界で目立つ新世代の台頭 その裏で印象を残した「スイング改造の怖さ」
2022.12.24「THE ANSWER」が各スポーツ界を代表するアスリート、指導者らを「スペシャリスト」とし、第一線を知る立場だからこその視点で様々なスポーツ界の話題を語る連載「THE ANSWER スペシャリスト論」。女子ゴルフでツアー通算6勝を挙げた北田瑠衣(フリー)は「THE ANSWER」スペシャリストの一人を務め、ゴルフ界のトレンドやツアーの評論、自身の経験談まで定期連載で発信する。
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「30代の活躍が当たり前の時代が来る」 新世代に抗う女子ゴルフ34歳菊地絵理香の努力
2022.11.30女子ゴルフの今季国内ツアーは、27日までのJLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(宮崎CC)で全日程を終えた。今季も24歳以下の若手が多く活躍したが、ベテランの奮起も出立つシーズンだった。30代の優勝者は6人。その1人、菊地絵理香(ミネベアミツミ)の「執念と覚悟」に迫った。(取材、文=THE ANSWER編集部・柳田 通斉)
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脳腫瘍だったゴルフ藤田さいきの夫 12月から本格治療へ「今よりいい状態で戻ります」
2022.11.29女子ゴルフの藤田さいき(チェリーゴルフ)が28日、インスタグラムを更新し、夫でマネジャーの和晃さんが脳腫瘍の治療に入るため、オフの仕事を断っていることを報告した。和晃さんは長年、ツアーに帯同し、運転、料理、マッサージなどを担当。藤田は20日に11年35日ぶりのツアー通算6勝目を飾った際、涙ながらに感謝していた。和晃さんは藤田の勧めで検査を受け、今年7月に腫瘍が見つかったことなどを語った。(取材・文=THE ANSWER編集部・柳田 通斉)
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女子ゴルフで生まれた「通算+35」の深層 首の寝違えから“スイングの沼”に陥るまで
2022.11.28女子ゴルフの今季国内ツアー最終戦・JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップは27日、首位で出た年間女王の山下美夢有(加賀電子)が優勝を飾り、幕を閉じた。一方で、同学年の西郷真央(島津製作所)は大会ワーストコース記録の通算35オーバーの最下位で終了。今季は開幕戦でツアー初優勝を飾り、序盤は出場10試合5勝。7月の海外メジャー・エビアン選手権では3位に入っただけに衝撃的な結果だった。原因は本人も認めた「第1打の恐怖」。今季の最終ラウンドを終えた後は、スイングに悩んできたことを告白した。以下はその一問一答で、ツアー通算6勝でスランプ経験者の天沼知恵子は「まずは、体と心の状態を整えては」と提案した。 (取材・文=THE ANSWER編集部・柳田 通斉)
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POに負けても勝みなみ、渡米前日に1800万円獲得でニヤリ「コレもかかるし良かったです」
2022.11.27女子ゴルフの今季国内ツアー最終戦・JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ最終日(6487ヤード、パー72)が27日、宮崎CCで行われた。今季2勝の勝みなみ(明治安田生命)は、年間女王の山下美夢有(加賀電子)とのプレーオフに敗れて、2位に終わった。だが、6位から出て9バーディー、2ボギーの65で回って通算15アンダー。持ち味の爆発力を発揮し、大会を盛り上げた。明日28日には渡米し、米ツアー最終予選会(QS)に挑戦。圧倒的な飛距離と勝負強いパット力を武器に世界への扉を開く決意だ。
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最年少女王・山下美夢有、涙の最終戦V 来季目標は「今季の自分超え」「海外の試合優勝」
2022.11.27女子ゴルフの今季国内ツアー最終戦・JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ最終日(6487ヤード、パー72)は27日、年間女王の21歳・山下美夢有(加賀電子)が通算15アンダーで並んだ勝みなみ(明治安田生命)とのプレーオフを制し、今季5勝目を飾った。史上16人目の年間メジャー2勝とともに、目標だった年間平均ストローク60台を69.9714で達成。19年に69.9399を記録した申ジエ(韓国)以来2人目、日本選手では初の快挙となった。最多年間獲得賞金も2億3502万967円で15年のイ・ボミ(2億3049万7057円)を上回り、来季の目標を「今年の自分を超えたい」「海外の試合で優勝」に設定した。(取材・文=THE ANSWER編集部・柳田 通斉)