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“自称運動嫌い”の大人へ 実は運動するしないに「好き嫌い」は関係ないワケ

今年、「運動嫌い」な方たちとの対談を一冊にまとめた本(『中野ジェームズ修一×運動嫌い』/NHK出版)を出版することになり、多くの「自称運動嫌い」の方をインタビューしました。

運動するかしないかに「運動が好きか嫌いか」はあまり関係ない理由とは…
運動するかしないかに「運動が好きか嫌いか」はあまり関係ない理由とは…

連載「30代からでも変われる! 中野式カラダ改造計画」

 忙しい大人向けの健康術を指南する「THE ANSWER」の連載「30代からでも変われる! 中野式カラダ改造計画」。多くのアスリートを手掛けるフィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一氏がビジネスパーソン向けの健康増進や体作りのアドバイスを送る。

 ダイエットなどで運動を始めようと思っても「運動が好きじゃない」とのことが原因で、二の足を踏んでしまう大人は少なくない。しかし、中野氏は運動するかしないかに「運動が好きか嫌いか」はあまり関係ないと説く。いったい、その理由とは――。

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 今年、「運動嫌い」な方たちとの対談を一冊にまとめた本(『中野ジェームズ修一×運動嫌い』/NHK出版)を出版することになり、多くの「自称運動嫌い」の方をインタビューしました。

「運動嫌い」といいつつも、話をしてみるとほとんどの方が「今の生活を続けるだけでは体によくない」「運動はしたほうがいいと感じている」とのこと。多くの方が「自信がないから」「時間がないから」「休みは寝ていたいから」という理由で、運動を続けられない、始められないと悩んでいることがわかりました。

 もちろん、「運動にまったく魅力を感じないからやらない」と、きっぱり言われる方もいました。

「運動するとまず時間が奪われる。ジムに入会したり、ウェアやシューズを買ったりすればお金も奪われる。そもそも体力の衰えを感じているのに、頑張って運動しても、結局、もっと疲れてしまう」と話していたのは、30代の男性、Aさん。それだけたくさんの代償を払ってまで、運動をする魅力を感じない、とのことです。

 体力の衰えを感じる理由を尋ねると、「年齢が上がれば、当然、体力は落ちますよね」とAさん。そこで、体力の衰えを感じるのは、非活動的な生活を続けた結果、筋肉量が減ることが影響していること。実は加齢とともに体力が衰えることを示すエビテンスはないことなどを説明。「活動的に動いたり、筋トレをしたりすれば、何歳になっても筋肉はついてくる。そうなれば、日常動作も楽になるし、筋肉量が増えれば基礎代謝が上がるので、好きなものもあまりガマンせず食べられる体になりますよ!」。そんなお話をさせていただきました。

 しかし、それを聞いたAさんの答えは、「逆に筋肉がつくと、たくさん食べなければいけない体になるってことですよね? それならば食費がかさみそうなので、食べないで生きられる方がいいです」。まさに、けんもほろろでした。 

 実は運動をするかしないかに、好きか嫌いかはあまり関係がありません。

 私は20年以上トレーナーを続けていますが、運動が苦手だった、まったく運動をしたことがなかったという大人が、30代、40代、なかには50代になってから運動に目覚め、楽しみを知り、フルマラソンやトライアスロンの大会に出るまでに成長した姿をたくさんみています。

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中野ジェームズ修一

1971年、長野県生まれ。フィジカルトレーナー。米国スポーツ医学会認定運動生理学士(ACSM/EP-C)。日本では数少ないメンタルとフィジカルの両面を指導できるトレーナー。「理論的かつ結果を出すトレーナー」として、卓球の福原愛選手やバドミントンの藤井瑞希選手など、多くのアスリートから絶大な支持を得る。クルム伊達公子選手の現役復帰にも貢献した。2014年からは、青山学院大学駅伝チームのフィジカル強化指導も担当。主な著書に『下半身に筋肉をつけると「太らない」「疲れない」』(大和書房)、『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(サンマーク出版)、『青トレ 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)などベストセラー多数。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビューや健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌などで編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(共に中野ジェームズ修一著、サンマーク出版)、『つけたいところに最速で筋肉をつける技術』(岡田隆著、サンマーク出版)、『カチコチ体が10秒でみるみるやわらかくなるストレッチ』(永井峻著、高橋書店)など。

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