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超ヤセ型が“細マッチョ”になる方法 筋肉を諦める前に知るべき「3つの掟」とは

「THE ANSWER」の連載「骨格筋評論家・バズーカ岡田の『最強の筋肉ゼミ』」。現役ボディビルダーであり、「バズーカ岡田」の異名でメディアでも活躍する岡田隆氏(日体大准教授)が日本の男女の“ボディメイクの悩み”に熱くお応えする。15限目のお題は「ヤセ型男子が“細マッチョ”になる方法」について。

ヤセ型男子が“細マッチョ”になる方法はある?
ヤセ型男子が“細マッチョ”になる方法はある?

連載「骨格筋評論家・バズーカ岡田の『最強の筋肉ゼミ』15限目」

「THE ANSWER」の連載「骨格筋評論家・バズーカ岡田の『最強の筋肉ゼミ』」。現役ボディビルダーであり、「バズーカ岡田」の異名でメディアでも活躍する岡田隆氏(日体大准教授)が日本の男女の“ボディメイクの悩み”に熱くお応えする。15限目のお題は「ヤセ型男子が“細マッチョ”になる方法」について。

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 Q.超ヤセ型で、全然筋肉が付きません。恥ずかしくてジムにいけないので、今は自宅で自重トレをやっています。せめて“細マッチョ”といえる体になりたいのですが、不可能でしょうか……。

 世の中には、筋肉の付きやすい人、付きにくい人がいます。残念ながら、努力だけではどうにも変えられない遺伝的な理由もあり、全員が筋肉の付きやすい体質に変わることはできません。

 では、超ヤセ型の人は、何も打つ手が無いのか? というと、そんなことはありません。そもそも、筋肉が付かなかったのは、叶えられる方法を行っていなかっただけかもしれない。トレーニング方法などを一度見直すことで、諦めていた筋肉を付け、過去の自分よりもいい体になることはもちろん、できます。

 筋肉を付けるための柱となるのは、食事とトレーニングです。食事の内容、トレーニングの内容、そして食事とトレーニングのバランス。この3点を見直していきましょう。

 トレーニングを見直すポイントは、「毎回、限界まで追い込めているか?」「トレーニング量は適切か?」「ダラダラとトレーニングをしていないか?」です。

 トレーニングの際、筋肉が動かなくなるまで動かし、限界まで追い込んだ状態を「オールアウト」といいます。筋肉は、限界付近の1回、2回の差が、成長率に大きな影響を及ぼします。トレーニングを振り返り、1セット1セット、「気持ちは挙げたいのに筋肉が動かない!」という状態まで追い込めているかどうかを確認してください。

 トレーニングは、最後は心が問われます。トップアスリートになると、10回で「限界」だと思ったところから、さらに2回ぐらいは挙げてくる。普通は潰れるのが怖くてできない、あるいは単純に辛くてできないのですが、そういった「恐怖心」や「自分の弱さ」に立ち向かっていくことこそが、強くなるトレーニングです。トップ選手のメンタルの強さが表れています。

 心の限界は体の限界ではありません。本人はオールアウトしているつもりでも、実はもう1回ぐらい、できる余力を残しているかもしれない。自分が感じた「限界」に疑いを持ち、常に「もう1回」に挑戦してみてください。

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岡田 隆

1980年、愛知県生まれ。日体大准教授、柔道全日本男子チーム体力強化部門長、理学療法士。16年リオデジャネイロ五輪では、柔道7階級のメダル制覇に貢献。大学で教鞭を執りつつ、骨格筋評論家として「バズーカ岡田」の異名でテレビ、雑誌などメディアでも活躍。トレーニング科学からボディメーク、健康、ダイエットなど幅広いテーマで情報を発信する。また、現役ボディビルダーでもあり、2016年に日本社会人ボディビル選手権大会で優勝。「つけたいところに最速で筋肉をつける技術」「HIIT 体脂肪が落ちる最強トレーニング」(ともにサンマーク出版)他、著書多数。バズーカ岡田公式サイトhttps://bazooka-okada.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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