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首位浮上のイ・ボミ、「渋野ちゃん!」の声に“嫉妬”「ちょっと寂しかった(笑)」

女子ゴルフのツアー最終戦・LPGAツアー選手権リコー杯は30日、宮崎CC(6535ヤード、パー72)で第3日が行われ、首位と3打差の3位で出た賞金ランク3位の渋野日向子(RSK山陽放送)は5バーディー、4ボギーの通算5アンダーで2打差の3位につけた。同組で回った2015、16年賞金女王のイ・ボミ(韓国)は7バーディー、4ボギーの69で回り、7アンダーで単独首位に浮上。渋野と大ギャラリーを引き連れたが、新進気鋭の21歳に送られた声援に“嫉妬心”をのぞかせた。

同組でまわった渋野日向子(左)とイ・ボミ【写真:荒川祐史】
同組でまわった渋野日向子(左)とイ・ボミ【写真:荒川祐史】

渋野日向子と同組で単独首位浮上、ボミ「優勝して、奥さんになっても頑張りたい」

 女子ゴルフのツアー最終戦・LPGAツアー選手権リコー杯は30日、宮崎CC(6535ヤード、パー72)で第3日が行われ、首位と3打差の3位で出た賞金ランク3位の渋野日向子(RSK山陽放送)は5バーディー、4ボギーの通算5アンダーで2打差の3位につけた。同組で回った2015、16年賞金女王のイ・ボミ(韓国)は7バーディー、4ボギーの69で回り、7アンダーで単独首位に浮上。渋野と大ギャラリーを引き連れたが、新進気鋭の21歳に送られた声援に“嫉妬心”をのぞかせた。

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 笑顔でファンに癒しを与える2人が優勝争いだ。「スマイルシンデレラ」と呼ばれる渋野と韓国時代から「スマイルキャンディー」と愛されたボミ。この日の1番は数千人のギャラリーがコースを取り囲んだ。

 ボミは4番パー4は第1打をフェアウェー左に置くと、第2打はピン奥1メートル弱にピタリ。下りのバーディーパットを沈めた。6番パー4の第2打はピン奥50センチにつけて喝采を浴びた。難なくバーディーパットを入れたが、7番パー4は第2打をグリーン左にこぼし、アプローチも約4メートル残した。パーパットを外してボギー。9番パー5は第2打をグリーン左のバンカーに入れたが、アプローチはピンそばに寄せてバーディーを奪ってみせた。

 17番は約5メートルのバーディーパット。90度に曲がるフックライン描き、カップに吸い込まれた。手で口を押さえるほど自分でもびっくりするスーパーパット。7アンダーで単独首位に浮上し、2年3か月ぶりの復活優勝に王手をかけた。

「今日のプレーは波があって忙しかったけど、今日は3アンダーで回れたのは嬉しい。チャンスも入れたし、17番のあのパットは凄かったです。ミスしたり、いいショットしたり、自分のスイングがまだまだ。ミスを少なくするためにもっと練習したい。ミスを少なくするのが今の私の宿題です。(優勝のチャンスは)まだわからないです。でも、正直嬉しいです。最終日も頑張って優勝して、奥さんになってもまた頑張りたいです」

 婚約者の俳優イ・ワンも見守ったラウンド。頬を赤らめながら意気込みを語った。この日、渋野と笑顔を咲かせて回った18ホール。小さな女の子から「しぶこちゃん、頑張れー!」と声援を受けると、渋野は嬉しそうな笑顔で手を振る。微笑ましい光景だが、ボミには少し違った心境も芽生えたという。

「今までは『ボミちゃん!』『ボミちゃん!』って声が多かったけど、最近は『渋野ちゃん!』しかなかったので、ちょっと寂しかった(笑)。やっぱり『ボミちゃん!』って声をかけてもらえるように、いいショットをしないとダメかなと思って頑張りました」

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