問題児ネリ、米メディアが“前科”ある前日計量を重要視「体重を作れるかどうか」
ボクシングのWBC世界バンタム級王座挑戦者決定戦は23日に前王者ルイス・ネリ(メキシコ)がエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と対戦する。山中慎介との2度のタイトルマッチでドーピング違反と体重超過を犯した問題児について、米メディアは「重要なことはネリがウェートを作れるかだ」と指摘。“前科”のある計量を重要視している。
ロドリゲス戦に熱視線「これは知名度の高いカードになる」
ボクシングのWBC世界バンタム級王座挑戦者決定戦は23日に前王者ルイス・ネリ(メキシコ)がエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と対戦する。山中慎介との2度のタイトルマッチでドーピング違反と体重超過を犯した問題児について、米メディアは「重要なことはネリがウェートを作れるかだ」と指摘。“前科”のある計量を重要視している。
デオンテイ・ワイルダー(米国)―ルイス・オルティス(キューバ)戦の世界ヘビー級タイトルマッチの前座として、米国内で米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のペイパービュー(PPV)方式で中継されるネリ―ロドリゲス戦。バンタム級の実力者同士の決戦を米専門メディア「ボクシングニュース24」も特集している。
ネリと対峙するロドリゲスは今年5月18日、スコットランド・グラスゴーで行われたワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)準決勝で井上が2回TKO勝ちを収めた相手。記事では「イノウエは当時無敗だったロドリゲス相手に楽勝している。もし、ネリが同じことをロドリゲスにできれば、イノウエと同じレベルと見られるだろう」と分析している。
ネリは井上の対抗馬と見る向きもあるという。記事では「多くのファンはネリがパワーと若さ、サウスポースタイル、爆発的なコンビネーションでイノウエに多くのトラブルを与えるだろうと信じている」とも報じている。そんなメキシカンだが、懸案事項が存在するという。