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井上尚弥、圧勝ならPFP3傑入り 米リング誌記者が明言「勝つのは当然、あとは…」

7日にさいたまスーパーアリーナで行われるボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝で、WBA・IBF王者の井上尚弥(大橋)と5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)が激突する。「THE ANSWER」は、ボクシング界で最も権威ある米専門誌「リング」で編集担当のトム・グレイ氏に直撃。同誌が選定するパウンド・フォー・パウンド(PFP)について「イノウエが圧勝すれば3位には上がる」と語っている。

井上尚弥(左)は自らの拳でPFPトップ3に割って入ることはできるだろうか【写真:荒川祐史】
井上尚弥(左)は自らの拳でPFPトップ3に割って入ることはできるだろうか【写真:荒川祐史】

ドネア戦の内容次第でPFP3位の“カネロ超え”、階級を超えた最強へ

 7日にさいたまスーパーアリーナで行われるボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝で、WBA・IBF王者の井上尚弥(大橋)と5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)が激突する。「THE ANSWER」は、ボクシング界で最も権威ある米専門誌「リング」で編集担当のトム・グレイ氏に直撃。同誌が選定するパウンド・フォー・パウンド(PFP)について「イノウエが圧勝すれば3位には上がる」と語っている。


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 いよいよPFPのトップ3に割って入るかもしれない。PFPとは全17階級あるボクサーの実力を比較し、体重差のハンデがないと仮定して考えられるボクシング界の指標。欧米の各メディアで選定され、それぞれの主観で格付けされるが、1922年創刊で最も権威あるリング誌が世界的な指標になっている。

 記者歴20年のうち、7年間を「ボクシングの聖書」と呼ばれる同誌で過ごし、名物コラムニストとしても有名なグレイ氏。WBSS決勝の取材で初来日し、今後のPFPについて「もし、イノウエが圧勝すれば3位には上がると思うよ」と明かした。

 現在トップに君臨するのは、世界最速タイの12戦目で3階級を制したワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)だ。2位にはWBO世界ウェルター級王者テレンス・クロフォード(米国)が続き、3位がライトヘビー級を制し、4階級王者となったサウル・“カネロ”・アルバレス(メキシコ)。そして4位にモンスター・井上がつけている。

 井上は、5月に行われたWBSS準決勝のエマヌエル・ロドリゲス戦で衝撃の259秒KO勝ちを演じた。戦前の7位から一気に4位に上昇。昨年5月に記録した5位を上回り、自己最高となった。もちろん、日本人史上最高位の栄誉。今回、世界的ビッグネームのドネアを下せば、さらなるランクアップも期待できる。グレイ氏は、3位入りについてこの試合での“条件”を挙げた。

「彼がこの試合にどう勝つかにかかっている。ドネアに最初の数ラウンド、2ラウンド以内に圧勝すればランクアップすると思う。まあ、ドネアに勝つことは必然だよ。彼は世界で指折りのパンチャー。(パンチ力でも)トップ5に入ることは確実だと思う」

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