37歳・福士加代子7位も“福士節”健在 取材中に足がつる「あいたたたた!」
マラソングランドチャンピオンシップ(MGC・明治神宮外苑発着)が15日に行われ、10人が出場した女子は前田穂南(天満屋)が2時間25分15秒で1位となり、2位の鈴木亜由子(日本郵政グループ)ともに東京五輪に内定。5大会連続出場を目指した福士加代子(ワコール)は2時間33分29秒で7位となった。残り1枠は今後3つの対象大会で争われる。
暑さもなんの、女子最年長が力走「頑張ったけど、勝負はしてない」
マラソングランドチャンピオンシップ(MGC・明治神宮外苑発着)が15日に行われ、10人が出場した女子は前田穂南(天満屋)が2時間25分15秒で1位となり、2位の鈴木亜由子(日本郵政グループ)ともに東京五輪に内定。5大会連続出場を目指した福士加代子(ワコール)は2時間33分29秒で7位となった。残り1枠は今後3つの対象大会で争われる。
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暑さの残る東京を37歳・福士が走り抜けた。五輪に4度、世界選手権に5度出場した女子長距離界のレジェンドは7位。取材エリアの第一声は「ダメ」。それでも笑顔を交え「残念でしたねぇ、頑張ったけど。頑張ってないかな(笑)。完走したのは頑張ったけどね。勝負はしてないんでね」と及第点を与えつつ、満足はしなかった。さらに出場最年長のベテランは言う。
「ダメだね、全体的に。最初の5キロくらいはいけたから、よかったなと思いましたけど、その後一回ダメになってから立て直すことができなかった。だから、ダメなままダメで終わった感じ。最後は若干、次のレースを考えながら『やめた方がいいのか』とか、そういうのを考えちゃったり。とりあえず今できる走り、あまり酷くならない走りを目指して、完走だけを目指していました」
3000メートル、5000メートル、ハーフマラソンの日本記録を持ち、13年モスクワ世界選手権のマラソンで銅メダルに輝いた。14位となった16年リオ五輪以来のマラソンだった今年1月の大阪国際女子は途中棄権。しかし、3月の名古屋ウィメンズでMGC切符を奪い、カムバックした。