井上尚弥と、日本へのリスペクトを忘れない ドネアは集大成へ「自身の全てを出して」
ボクシングの大橋ジムは26日、都内のホテルで会見し、所属するWBA&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)と5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)が激突するワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)の決勝が、11月7日にさいたまスーパーアリーナで開催されることを正式発表。ドネアも米国から緊急来日し、レイチェル夫人を伴って会見に登場した。
ドネアは夫人を伴い緊急来日、「日本で、素晴らしいボクサーと対戦できることはうれしい」
ボクシングの大橋ジムは26日、都内のホテルで会見し、所属するWBA&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)と5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)が激突するワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)の決勝が、11月7日にさいたまスーパーアリーナで開催されることを正式発表。ドネアも米国から緊急来日し、レイチェル夫人を伴って会見に登場した。
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終始、穏やかな笑みを絶やさなかった。マネージャーを務めるレイチェル夫人とともに会見に臨んだドネアは「日本で試合をすることを大変喜ばしく思っている。日本には何度もきているが、日本の侍精神、武士道に影響を受けている。そういう文化を培ってくれた日本で、ナオヤ・イノウエという素晴らしいボクサーと対戦できることはうれしいし、興奮している」と日本と井上へのリスペクトを示した。
日本の漫画など、文化にも精通しているというドネア。「自分が幼いころから漫画やアニメ、日本の映画を見て育ったことが大きい。ミフネトシロウのミヤモトムサシとか、七人の侍とか。ああいう映画を見て自分の中に取り込まれていった。そのインパクトがあるからこそ、自分のアイデンティティが培われていった。武士道精神の中にあるような忠誠心、敬意の念、尊厳が自分の中に取り込まれた」と力説する。
下馬評は圧倒的に井上が有利と見られているが、積み上げた実績、キャリアはドネアに一日の長がある。
「年齢を疑う声もあるが、それが間違いであると証明したい。自分自身の全てを出して戦いたい。ナオヤはこの階級の最強の1人で、自分にとっても驚くべき1人。数年前にあったことがあるが、それまでの成長はずっとみてきた。モンスターに成長した選手と戦う事ができるのは楽しみです」