最終戦はベンチ外の甲斐優斗、集合写真で意外な場所に登場

　バレーボール男子のネーションズリーグは29日、ブルガリアで予選ラウンド第2週の最終日を行った。世界ランキング7位の日本は、同6位のスロベニアと対戦し3-0（27-25、25-15、25-16）でストレート勝ち。大会通算で5勝3敗とした。この試合でベンチを外れたのが、21歳の大学生・甲斐優斗。ただ試合後の集合写真で、先輩が甲斐に見せた優しさがファンの話題となっている。

　背番号のない若者が、快勝後の集合写真でど真ん中に写り込んだ。隣にいるのは、チーム2位の15得点を記録した背番号5、大塚達宣だ。黒いウェアに身を包んだ甲斐を写真の中央に入るよう促すと、自らのユニホームを引っ張らせた。

　甲斐は中国で行われた第1週、リリーフサーバーとして試合の流れを変える活躍を見せた。ただこの試合は、リザーブ登録だった後藤陸翔と入れ替わってベンチ外。そこで先輩たちが甲斐に見せた優しさだ。

　配信にもこの光景が映ると、ネット上のファンからは「大塚くんが甲斐くんそばに呼んでくれてるの良い」「大塚くんが甲斐くんを呼んでいるように見えるのだけど、大塚くんの優しさかな」「ユニ広げるお手伝いは甲斐くんだ」「甲斐くんいた！元気そうでよかった」「甲斐くんも真ん中で泣」と感激の声が次々に並んだ。

　7月16日からの第3週は日本の千葉で行われる。さらに厳しくなるポジション争いで、若い力が占めるポジションにも注目だ。