楽天の西口直人、開幕から24試合無失点を支えるボールとは

　プロ野球楽天の、右ひじ手術で育成落ちというところからはい上がってきた剛腕が投げ込む“無敵ストレート”にファンの驚きが止まらない。バットにかすりもしない投球に「リリーフで一番えぐい」「ストレートえぐすぎ」と賛辞が寄せられた。

　28歳の西口直人投手は29日、京セラドームで行われたオリックス戦の8回、4-2とリードした場面でマウンドへ。2死一塁から頓宮には真っすぐ勝負を挑んだ。カウント1-2からの4球目は、キレイに糸を引くような球筋で右打者の内角へズドン。やや振り遅れたバットがかすりもしなかった。これで今季は24試合、23イニングに渡って無失点を続けている。

　試合を配信した「DAZN」が公式Xに「ミスターゼロ　西口直人 圧巻のストレート　開幕からの連続試合無失点は24試合に」と題して動画を公開すると、ファンからは「リリーフで一番エグい」「球筋綺麗」「ストレートえぐすぎ」とコメントが並んだ。

　西口は2016年のドラフト10位指名を受け、甲賀健康医療専門学校から楽天入りした28歳。2年目の2018年に一軍初登板を果たすと、2022年には60試合で4勝0敗30ホールド、防御率2.26を記録している。2023年の秋にトミー・ジョン手術を受け、一時は育成契約に。昨年は一軍登板がなく、今春のキャンプ中に支配下へ復帰した。