東京、パリ大会連覇のフランス破った日本…韓国では嘆きの声

　バレーボール男子のネーションズリーグは現地26日、予選ラウンド第2週をブルガリアで行い、世界ランキング6位の日本が、同2位で五輪を2連覇しているフランスをフルセットの末に3-2（25-22、19-25、22-25、25-20、15-11）で破り4勝2敗とした。これに驚いているのが韓国メディア。「大波乱」「コートの反乱」と、快挙として報じ、日韓の立場が変わってしまったことを嘆いている。

　日本は宮浦健人がチーム最多の23得点。第1セットを取った後は2セット続けて落としたものの、試合終盤は10得点を挙げた大塚達宣が強烈なスパイクを決めるなどしてフランスとのシーソーゲームを制した。

　韓国メディア「ファイナンシャルニュース」は「一時は見下ろしていた日本バレー、今や高い壁に……五輪チャンプのフランスを破る大波乱」という見出しで、この結果を驚きをもって報じている。

「日本男子バレーボール代表チームはネーションズリーグで“コート上の反乱”を起こし波乱を予告した」「日本は世界ランキング2位の強豪フランスを3-2で撃破する異変を演出した」と戦いぶりに驚き「この勝利で4勝2敗とし、ブラジル、ポーランド、スロベニアに続く4位にランクイン。ポーランドとブルガリアに敗れたが、オランダ、セルビア、中国には全て3-0の完勝を収めている」とネーションズリーグでの好成績を伝えている。

　比較しているのは自国の苦戦ぶり。韓国はアジア連盟主催のネーションズカップに出場し4位にとどまった。「フランスは、韓国代表が9月の世界選手権初戦で戦う相手だ」と、強国との試合が迫っていると伝えている。