パドレス戦に「1番・投手兼DH」で出場

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は16日（日本時間17日）、本拠地パドレス戦に「1番・投手兼DH」で出場。実に663日ぶりの復帰登板は28球を投げて1回2安打1失点。降板後もDHで出場を継続し、3回に同点の適時二塁打、4回にもタイムリーを放った。打者としては4打数2安打2打点1四球。6-3で勝ったチームに貢献した。日米で注目された大谷の登板は、中継の視聴数にもしっかり反映されていた。

　この試合を無料生中継した「ABEMA（アベマ）」ではリアルタイムの総視聴数が今シーズンの1試合における最高視聴数を記録。初回からコメント機能でも「やっぱ投手大谷よな」「マウンド似合う」など歓喜のコメントが殺到した。2番アラエスにこの日の最速100.2マイル（約161キロ）を投じるなど、1回2安打1失点。「上々の復帰登板」「ナイスピッチング」「大谷投手お疲れ様！」などとも書き込まれていたという。

「ABEMA」ではこの試合のハイライトを無料配信しているほか、今後も日本時間平日のドジャース戦を全試合生中継する。また、この日はNHKがBS放送から地上波に予定を変更して緊急生中継。放送されたインタビューで大谷は「本当にうれしい気持ちと、いろんな方の支えがあって今日復帰できた。まずはその方々に感謝したい」「結果的にはイマイチでしたけど、自分の中でいいイメージを持って前進できる材料はいっぱいあったので、いい日だったと思います」と語っている。

　大谷はエンゼルスに所属していた2023年8月23日以来、実に663日ぶりの実戦マウンドだった。前日、ドジャースが突如この日の先発登板を発表し、米メディアも続々と速報するなど日米で注目された登板。中継でも“大谷効果”がクッキリ表れた。