ロッテの3年目、田中晴也が打の才能も発揮

　昨秋の野球プレミア12で日本代表入りするなど、日本の将来を背負うと期待される高橋宏斗投手（中日）から適時打を放った“21歳・投手”の打撃にファンの注目が集まっている。「才能の塊じゃねえか」「彼の打撃はガチなんよ」と賛辞が寄せられた。

　野球センスを見せつける一打だった。ロッテの3年目21歳、田中晴也投手は7日、バンテリンドームで行われた中日との交流戦に「9番・投手」で先発。5回無死満塁の好機で左打席に立つと、高橋の初球、低めの逃げていくツーシームを三塁線に華麗なスイングではじき返した。これがプロ初安打で、2人の走者が生還した。

　試合を配信した「DAZN」の野球専門Xが「初ヒットは高橋宏斗から　田中晴也　チャンスで初球攻撃　2打席目でジエンゴの2点タイムリー」と題して動画を公開すると、ファンからは「才能の塊じゃねえか」「逆方向にキレイに流し打てる非凡なセンス」「彼の打撃はガチなんよ」「アウトローの変化球をレフト線に持ってくなんてヤバい」「野手顔負けだよ！」と賛辞が並んだ。

　田中はこの日、7回を4安打1失点、打撃では3打数1安打2打点という結果を残したが、チームは3-4でサヨナラ逆転負けを喫した。2022年のドラフト3位で日本文理高（新潟）から入団して3年目、今季はすでに7試合に先発して3勝3敗、防御率2.25とローテーションの一角を占めており「晴也の試合はDH無しでいこう」との声もあった。