愛娘へ贈られたピンクのポルシェ

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手にポルシェを贈ったデーブ・ロバーツ監督が話題を呼んでいる。日本でも大きな話題を呼んだが、米国のファンもロバーツ監督の行動を絶賛。「一流の振る舞いだ」などの声が上がっている。

　試合前、監督室に呼ばれた大谷。部屋に入ると待っていたのはショッキングピンクのポルシェだった。ロバーツ監督は「君にプレゼントがある！　実際には君の娘にだ」という言葉とともに笑いながら小さな車を紹介。大谷も「娘にですか？　ありがとうございます」とお礼を述べた。

　ロバーツ監督が「これは私と妻から、君の家族と娘への贈り物。我々の間ではいつも悪ふざけをし合っているけど、これも少しだけ冗談が入っている。これはポルシェだからね。これは君の娘の初めての車だ」と口にすると、大谷は「最高ですね。ありがとうございます」と応じた。さらに監督室への呼び出しに最初は「何か怒られるのかと思ったよ」と本音を漏らした。

　ドジャース公式Xとインスタグラムが4日（日本時間5日）に大谷とロバーツ監督のやり取りを動画で公開。日本のファンの間ではもちろん、米国ファンの間でも大きな反響。「一流の振る舞いだ」「2人の関係性が最高」「良い贈り物だね」などロバーツ監督の行動に称賛の声が上がった。

　他にも「デコイが試験運転かな」「生後2か月の子どもが俺よりいい車持ってるのか」などのコメントも。また「ポルシェはまたもや無料で宣伝してもらっちゃってる」とドジャース入りの際に背番号17を譲ったケリーの妻アシュリーさんにポルシェを贈ったことや、昨年5月に大谷が監督にポルシェのミニカーをプレゼントしたことを引き合いに出した声もあった。

　このポルシェは主に家具やガーデニンググッズを扱う米オンラインショッピングサイト「Seizeen」の商品と見られ、公式サイトでは299.96ドル（約4万3000円）で販売されている。「ダブルドアデザイン」「音楽プレーヤー付き」「クールなLEDライト」「変速機能付き」「USB付き」など本格的な機能を説明。さらに「2種類の操作方法。1つは子ども自身がペダルとハンドルで運転。もう1つは保護者がリモコンで操作」と安全性に配慮した設定も備え付けられている。