ヤンキース戦

　米大リーグのドジャース・大谷翔平投手は30日（日本時間31日）、本拠地ヤンキース戦に「1番・DH」で先発し、初回に21号ソロ、6回に22号ソロを放つなど5打数2安打2打点、2本塁打。チームの8-5の勝利に貢献した。ドジャース公式Xは22号の直後に撮られた1枚をこの日の最優秀写真に選出。米ファンから「これを日本に送れ！」「なんて美しいんだ」と絶賛が相次いでいる。

　明暗が分かれていた。

　0-1の初回、21号先頭打者アーチを放った大谷。2本目は2-5で追いかける6回の第3打席だった。ヤンキース・フリードの高めの直球を引っ張ると、高々と舞い上がった。右翼を守るジャッジがジャンプするも届かず、打球は右翼席最前列に飛び込んだ。

　打たれたフリードは呆然。今季は試合前まで7勝0敗、防御率1.29と無双状態だった左腕。打たれた瞬間、被弾をすぐ確信。ショックを受けたかのように膝に手をついた。

　ドジャース公式Xは試合後、「ダイソーによる今夜の試合の最優秀フォト」と記し、1枚の写真を投稿。打った大谷は打球を見ながら歯を食いしばり、打たれたフリードは俯き、膝に手をついた瞬間だった。この投稿には米ファンから絶賛のコメントが殺到した。

「ピッチャーは誰よりも前に分かっていた（笑）」
「最高のショットだ」
「俺の新しいヘッダー写真にするかも」
「史上最高だ」
「ワンダフル」
「これを日本に送れ！」
「なんて美しいんだ」
「ルーブルに飾れ」
「残忍だ」

　大谷はこの2発で球団タイ記録の月間15発目。57試合目で22本の本塁打は年間に換算すると「62」。ついに60本を超えるペースになった。