アレナドの好守に興奮

　米大リーグ・ドジャースは25日（日本時間26日）、本拠地でパイレーツに0-3で3連敗を喫した。打撃不振のマックス・マンシー内野手が失点に繋がる悪送球。一方、オフにドジャースへのトレードが報じられたカージナルスのノーラン・アレナド内野手がブルワーズ戦で好守を見せ、「ドジャースに連れてこい」と米ファンが期待している。

　まさに好守だった。3-2の8回1死一、三塁。左打者の打球が遊撃方向へ力なく弾んだ。三塁手のアレナドは素早く捕球。上体をのけぞらせ、走りながら本塁に送球した。三塁走者はタッチアウト。あわや同点の場面で好プレーを見せ、失点を防いだ。

　カージナルスは3-2で勝利。動画を公開したMLB公式インスタグラムは、文面で「ノーラン・アレナドのなんて見事なプレーだ！　バランスを崩しながら、本塁への難しい送球で同点打を阻止した！」と興奮気味に伝えた。

　米ファンからは「史上最高の三塁手だ」「彼は8月までにドジャースの選手になるだろう」「ドジャースに連れてこい」「ドジャースには彼が必要だ」「ゴールドグラブ賞だ」「トレード期限までにドジャースに移籍するだろう」とドジャース移籍を熱望する声が相次いでいる。

　この日、ドジャースは3連敗。今季打率.171で不振にあえぐ三塁手のマンシーは3打数無安打のうえ、5回に失点に繋がる悪送球を犯した。34歳のアレナドは通算343本塁打の名手。2019年にロッキーズと8年総額2億6000万ドル（約370億円）で契約延長し、2021年にトレードでカージナルスに移籍した。マンシーもドジャースの功労者だが、一部のファンは補強を望んでいるようだ。