本拠地ガーディアンズ戦

　米大リーグ・オリオールズの菅野智之投手は17日（日本時間18日）、本拠地ガーディアンズ戦に先発登板し、メジャー最長となる7回を投げ5安打2失点、3奪三振と好投。6-2の勝利に貢献し、今季2勝目を挙げた。本拠地では初勝利となり、粋な計らいも。投げ切って引き揚げてくる時にも流れた日本の曲に日本人ファンからは「出囃子にしてるの意外すぎる」などと注目が集まっている。

　球場に日本の楽曲が響き渡った。メジャー移籍後、4試合目の先発登板となった菅野。初回、続く2回と立て続けに三者凡退に仕留める立ち上がりで球場を沸かせた。3回に2被弾したものの、打たせて取る投球で、その後は失点を許さず。ベンチに戻る時にはスタンディングオベーションで迎えられ、自身の登場曲に使用されている日本の大人気バンド「Mrs. GREEN APPLE」の「ライラック」が流された。

　米メリーランド州地元紙「ボルチモア・サン」のオリオールズ番ジェイコブ・カルビン・メイヤー記者は自身のXでこの場面を紹介。「トモユキ・スガノは7回を投げ切り、カムデン・ヤーズのオリオールズファンからスタンディングオベーションを受ける。スピーカーから流れているのは彼の登板曲、Mrs. GREEN APPLEの『ライラック』だ」と伝えている。

　中継を見ていた日本のファンも米国で流れる楽曲に反応。「菅野がミセスを出囃子にしてるの意外すぎる」「オリオールパークでミセスかかってる」「ミセスの曲だったのか」などのコメントが上がっている。さらに米国のファンからスタンディングオベーションを浴びる光景にも「こーゆーの嬉しいなぁ」「すげぇみんな立って拍手しとる」などと感動した様子の声が寄せられていた。