大会MVPに輝いた八村のノールックパスに米放送局脚光

　米大学バスケットボールの8チームによるトーナメント「マウイ・インビテーショナル」決勝で八村塁が所属するゴンザガ大が89-87でデューク大を破り、9年ぶりの優勝を飾った。20得点、7リバウンド、5アシストと大活躍した八村は後半に華麗なノールックパスを披露。米中継局「ESPN」の実況者から「何てパスだ、ハチムラ！」と称賛されている。

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　圧倒的なプレーで強豪デューク大を圧倒した八村。魔法のパスでラハニア・シビックセンターを埋め尽くした超満員の観衆を興奮させた。

　47-39でゴンザガ大リードで迎えた後半残り19分51秒だった。ローポストでパスを受けた八村。相手エース、ザイオン・ウィリアムソンを背負いながらボールをキープ。そして、相手ディフェンダーのダブルチームで、ゴール前のクラークがフリーになった瞬間を見逃さなかった。

　華麗にノールックパスを炸裂。クラークがダンクを沈めると、全米で中継していたESPNの実況者も大興奮。「何てパスだ！　ハチムラ！　ブランドン・クラークへ見事なノールックパスだ！」と絶叫した。

　2人のマーカーを完璧に引きつけながら、嘲笑うようなノールックパスでアシストを決めた八村の美技に解説者も「ハチムラにダブルチームを仕掛けましたが、待ち構えていましたね」と感服した様子だった。

　NBA強化幹部やスカウトも大挙した一戦。観衆熱狂の華麗なアシストも「RUI HACHIMURA」の評価を高めた。