大坂が第1セット終了後に棄権でまさかの結末

　女子テニスのツアー最終戦、WTAファイナル（シンガポール、DAZN独占生中継）は26日、1次リーグ第3戦の世界ランク4位の大坂なおみ（日清食品）がキキ・ベルテンス（オランダ）戦で第1セットを3-6で落とした後に途中棄権。3戦全敗で敗退が決定した。初出場で1勝ならず、大会から姿を消した。

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　まさかの結末だった。前の試合で左太ももを痛めていた大坂がワンブレイクダウンの第8ゲーム終了後にトレーナーを呼び、メディカルタイムアウト。復帰後の第9ゲームも精彩を欠き、ブレークを許し、第1セットを3-6で落とした。その後、ベンチに戻ると涙を流し、棄権を宣言。ベルテンスの勝利が決まった。

　大坂への労いの拍手が送られる中、勝利者インタビューに立ったベルテンスは、大坂に向け「早く良くなって欲しい」とメッセージを送ると「良いシーズン、良い大会になっている。これを最後まで続けたい」と控えめに喜んだ。

　大坂は第2戦のアンゲリク・ケルバー（ドイツ）戦の試合中に左太ももを痛め、試合後は「痛いとは言いたくないけど、あまりいい感じじゃない。（体調は）体が悲鳴を上げている」と満身創痍であることを明かしていた。3戦全敗で姿を消し、シーズンの全日程を終えた。