ネリ練習で広がった両陣営の情報戦攻防 ネリ側「弱点を見つけた」尚弥側「みんな何もできない」
ネリ「リングで死ぬ覚悟」「血を見るだろう」 現在の体重、ドーピング検査の結果は
ネリは井上について「グレートなボクサーだ」としつつ、「過大評価されていると思う」と強気な言葉も。「番狂わせをみんなが目撃するだろう。人生で見たことのない試合。流血を見るだろうな。全てをリングで出して、リングで死ぬ覚悟だ」と悲壮な決意を示していた。
「イノウエと最初に戦いたいと思ったのは4年前。WBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)にも入りたかったけど、入れなかった。だから、凄く待った4年間だった」
現在の体重は「127ポンド(57.60キロ)だ」と説明。ドーピング検査についても「ここまで3回やった。全て陰性。最後は20日前」と明かした。1990年のマイク・タイソン以来34年ぶりの東京Dボクシング興行を心待ちにしているようだった。
互いに情報を隠すのは当たり前だが、30分強の短い時間で繰り広げられた攻防。真吾トレーナーは「ネリはアグレッシブなスタイルなので激しくなる。そこで噛み合うのか、サクッといく(終わる)のか。本番にならないとわかりません」と強調した。ゴングが待ち遠しい。
○…Amazon プライム・ビデオにて「Prime Video presents Live Boxing」の第8弾として独占生配信される。井上―ネリ戦のほか、元K-1王者・武居由樹(大橋)がWBO世界バンタム級王者ジェイソン・マロニー(豪州)に世界初挑戦。井上の弟のWBA世界同級王者・拓真(大橋)が同級1位・石田匠(井岡)と2度目の防衛戦を行う。WBA世界フライ級王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)は同級3位・桑原拓(大橋)と初防衛戦。同じ興行で世界戦4試合は国内史上最多となる。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)