3人が並ぶ布陣が与える影響

　米大リーグの開幕戦が20日、韓国・ソウルの高尺スカイドームで行われ、大谷翔平投手の所属するドジャースがパドレスに5-2で逆転勝ちを収めた。大谷は「2番・DH」で先発出場し、5打数2安打1打点1盗塁の活躍で勝利に貢献。ムーキー・ベッツ内野手、フレディ・フリーマン内野手とのMVPトリオの一員として躍動したが、球団編成本部長はファンにとって「影響が出るだろう」と意外な悩みが生まれかねないことを予測している。

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　ドジャースは1番ベッツ、2番大谷、3番フリーマンというMVP獲得経験者を並べた強力オーダーで開幕戦に臨み、ベッツが4打数2安打1打点、大谷が5打数2安打1打点、フリーマンは2打数無安打ながらも3四死球で出塁。一部メディアでは“ベッタニマン”と愛称も付けられている3人が、相手に脅威を与えたのは確かだ。

　開幕前からの期待感が現実に変わろうとしているが、米スポーツ専門局「スポーツネット・ロサンゼルス」公式X（旧ツイッター）はアンドリュー・フリードマン編成本部長のインタビュー動画を公開。同局の女性レポーター、キルステン・ワトソンさんから「打順上位3人へのワクワク度はどんなものですか」の問われると、笑いながらこう答えた。

「ビールの売上に影響が出るだろうね。あの3人が出てきたら席を立って買いに行くのが難しいだろうから。3人がどのような活躍を見せるかは人間の脳みそではとても想像もつかないよ。とても特別な打者たちだ。見るのはとても楽しいだろうね」

　ビールの消費が下がりかねないというのは冗談混じりだが、それでも注目度が高すぎる故のぜいたくな悩み。そんな話が出るのも今季のドジャースならではだ。まだまだ多くの話題を提供してくれそうだ。