ホワイトソックスのオープン戦で移籍後初出場

　ドジャースの大谷翔平投手は27日（日本時間28日）、米アリゾナ州グレンデールで行われるホワイトソックスとのオープン戦に「2番・DH」で先発出場。第3打席に逆方向へ2ラン本塁打をかっ飛ばした。新天地初戦では、多数のファンが大谷にスマートフォンを向けるなど現地も熱狂。大谷もファンサービスに応じていた。

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　オープン戦にもかかわらず、凄い注目度だ。2ランをかっ飛ばした大谷の試合前、通路を移動する両側からド軍ファンが一斉に視線を向けたシーンがあった。米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のMLB専門X（旧ツイッター）が写真で投稿。多くがスマートフォンのカメラを向けており、スターを目の前にして笑顔。「大谷」の漢字ボードも掲げられていた。

　球場に水原一平通訳とともに姿を表すと、女性ファンの「ショーヘー！」の叫びがこだました。大歓声に右手を軽く上げて応えた大谷はファンのもとへ近づき、差し出されたボールやキャップにサインするファンサービスを行った。

　動画を公開したMLB公式Xは「ビッグ・ショーへようこそ」と記し、「FOXスポーツ」も「オオタニに大注目」と異例の光景を紹介。早くも大谷フィーバーとなった現地の様子にはX上の日本ファンも「すごい人気やな」「全ての視線が大谷選手へ」「サインに応じる姿が好きだ」「大谷くんが出た時の歓声すごかったな」などと驚きの声を上げていた。

　大谷は3点を追う5回2死二塁の第3打席で、相手右腕レオンの内寄り速球を逆方向へ高々と打ち上げた。やや詰まったようにも見えた打球がそのまま左翼フェンスを越えると、スタンドはどよめき、大谷は笑顔でダイヤモンドを一周。米カリフォルニア州地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のジャック・ハリス記者はXで「間違いなく今までキャメルバック・ランチで聞いた中で最も大きな声援だった」と伝えたように、主役の一発で球場はこの日一番の盛り上がりだった。