相模原市が大谷翔平寄贈グラブにボール＆本も追加

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手が寄贈したグラブ6万個が全国の小学校に続々と届く中、神奈川・相模原市が二刀流の想いを汲み取り、独自の取り組みを付け加えたことが話題を集めている。受け取ったグラブ3つのほか、ボール2つ、大谷に関する本1冊を市内72校に配布することを画像付きで発表。SNSでは「とっても素敵！」「ぜひ、野球やろうぜ」と話題を集めている。

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　本には大谷の後ろ姿が写っていた。長机に並べられた段ボール。開封されたものには、グラブが3つ入っている。その隣りにはボール2個。さらに2017年に発売された著書「不可能を可能にする大谷翔平　120の思考」だった。段ボールごとに用意され、大谷がグラブに添えた手紙も置かれている。

　相模原市は「大谷選手の『子どもたちに野球を楽しんでほしい』という思いを汲み、本市では、キャッチボール専用のボール2つと大谷選手に関する本1冊を合わせて配布します」と9日に発表。10日に更新された「相模原市シティプロモーション」のXアカウントでは、グラブや手紙、本の画像付きで「同封のメッセージに胸が熱くなりました。大谷選手ありがとうございます」と感謝を記していた。

　大谷の行動が大人たちも動かし、X上では「とっても素敵な取り組み！」「相模原市の気遣いが嬉しい」「ぜひ、『野球やろうぜ』ってことで」「さすがやー相模原」「野球人口増えると良いな」「粋だね！」「野球する子が増えますように」と称賛の声が上がっている。

　大谷はグラブとともに手紙を同封。「野球を楽しんでもらうために、私からのこの個人的なメッセージを学校の生徒たちに伝えていただければ幸いです」などと願いを込めていた。