ジュニアGPシリーズ第6戦グダニスクで優勝

　フィギュアスケートのジュニアグランプリ（GP）シリーズ第6戦グダニスクは29日（日本時間30日）、ショートプログラム（SP）2位の13歳・上薗恋奈が127.46点、合計192.31点で逆転し、初優勝を飾った。海外からも称賛の声が寄せられている。

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　上薗は冒頭から3回転ルッツ―3回転トウループ―2回転トウループ、さらに3回転ループを決め、勢いに乗った。幅のあるダイナミックなジャンプを次々に着氷させ、演技を終えると満面の笑み。127.46点をマークし、合計192.31点で逆転優勝した。

　国際スケート連盟（ISU）のジュニアGP公式YouTubeチャンネルで紹介された演技映像で、実況・解説は「振り付けが素晴らしい！」「振り付けで魅力的だと思ったのは、より劇風だったことです。いくつかのトランジションは難しさよりも物語に重きを置いているようでした」と振付を称賛した。

　さらに「アメージングです。彼女（上園）は全てにおいて音楽と合っていました」「スピードも素晴らしく、加速も良かった」「演技終盤の3F→3Tでは決意が見えました。『ちょっと前かがみになってしまったから2回転にしておこう』なんてことはなかったですね」などと高く評価した。

　ISU公式X（旧ツイッター）も「トップへジャンプ！　レナ・ウエゾノがクリーンなスケートで、グダニスクでのジュニアGPで金メダルを獲得」と速報しており、上薗の名は一気に世界に拡散された。

　浅田真央さんらを輩出したフィギュア王国・愛知出身で、日本スケート連盟公式サイトによると、趣味はピアノ、おしゃれ、料理という13歳。日本フィギュア界にまた将来が楽しみな逸材が一人、現れた。