ジョシュアのKO劇

　ボクシングのヘビー級12回戦が12日（日本時間13日）、英ロンドンで行われ、元世界同級3団体統一王者アンソニー・ジョシュア（英国）がロバート・ヘレニウス（フィンランド）に7回KO勝ちを飾った。右ストレートを顎に着弾させる豪快なワンパンチKO。海外メディアは動画を公開し、海外記者らも「強力なワンパンチKOだ」「WOW OH WOW OH WOW」と伝えた。

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　ヘビー級の重い右で粉砕した。序盤は慎重な戦い方を続けたジョシュアだが、決着は7回。ロープに追い詰めながら左のボディージャブを連打すると、ガードが下がったところへ豪快に右ストレートを振り抜いた。意識の飛んだ身長200センチのヘレニウスは真横に崩れ落ちた。

　米スポーツ・チャンネル「DAZN」公式X（旧ツイッター）は動画を公開。海外記者もXで続々と反応した。全盛期の実力から遠ざかっているという指摘もある中、英ラジオ局「トーク・スポーツ」のマイケル・ベンソン記者は、「ワオ、強力なワンパンチKOだ」と評価。米スポーツ専門局「ESPN」のマイク・コッピンガー記者は、「アンソニー・ジョシュアが7回に壮観なワンパンチKOを決めた」と伝えた。

　英ボクシング専門メディア「iFL TV」公式Xは「WOW OH WOW OH WOW」と興奮を表現。「アンソニー・ジョシュアのなんてKOだ　次はワイルダーか？」とデオンテイ・ワイルダー（米国）との対戦を煽った。

　世界戦線復帰へ弾みをつけたかったジョシュアにとって、2年8か月ぶりのKO勝ちだった。