国内ツアー・ニチレイレディス最終日

　女子ゴルフの国内ツアー・ニチレイレディス最終日が18日、千葉・袖ヶ浦CC新袖C（6621ヤード、パー72）で行われた。2位で出たツアー通算1勝の岩井明愛（Honda）は、8番で片手チップインバーディーの妙技を披露。日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）公式ツイッターは動画を公開した。明愛は単独首位の山下美夢有（加賀電子）を2打差で追走している。

【注目】CW-Xを川澄奈穂美選手がお試し　運動パフォーマンスを支える「股関節サポート機能」って？（W-ANS ACADEMYへ）

　明愛がここ一番でスゴ技を披露した。8番パー4。ラフからの第2打は、グリーン横にあるバンカーの縁にボールが止まった。自身も後ろのバンカーに落ちてしまいそうなスタンスを取れない場所。しかし、ラフからの第3打は右手一本でクラブを握った。そっと打ち出したボールはカップイン。大勢のギャラリーをどっと沸かせ、バンザイしながら喜んだ。

　3位で出た双子の妹・千怜も驚いたような満面の笑みでバンザイ。史上初の姉妹による最終日最終組でスーパープレーが飛び出した。JLPGA公式ツイッターは動画を公開。「ミラクルバーディー炸裂」「まさかの片手アプローチ」と紹介した。ネット上では「片手チップインエグい」「プロの技」と驚愕した様子の声が上がっている。

　明愛は4月のKKT杯バンテリンレディスでツアー初優勝。千怜と史上初の双子によるレギュラーツアーVを達成した。今大会は第2日に10バーディー、ボギーなしの62で回り、大会コースレコードを1打更新。山下に4打差の2位でスタートし、前半に3つ伸ばすなど2打差の通算13アンダー2位でバックナインに入った。千怜は11アンダーの3位で追走している。