宮里藍サントリーレディスが開幕

　女子ゴルフの国内ツアー・宮里藍サントリーレディスが8日、兵庫・六甲国際GC（6513ヤード、パー72）で開幕し、ツアー未勝利の23歳・菅沼菜々（あいおいニッセイ同和損保）が6バーディー、2ボギーの68で回り4アンダーだった。ホールアウト時点では暫定5位。昨季トップ10に15度に入った実力者が悲願の初優勝に向けて好スタートを切った。

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　今日はパットが冴えた。菅沼は出だしの10番で7メートルを沈めてバーディー発進。11番で1つ伸ばすと、13、15番も4メートルを沈めてバーディーを奪った。「練習日からパットがいい感じ。このコースのグリーンが合っていると思います」。グリーンの速さ、芝の見え方がよく「感覚的なことですが、速さが好み。芝の長さの面でも（ラインを）読みやすい」と感触を明かした。

　昨季はトップ10に15度も入り、メルセデス・ランキング8位に入った。3週前のブリヂストンレディスでは今季最高の3位に入り、思い切って変えたスイングが功を奏した。「思い切って変えるのは怖いけど、今週の月曜にそれを思い出してやったらよくなった」。持ち球はフェードだが、左に行くミスが発生。スイングを変え、低めに打つイメージで修正した。

　SNSの発信にも積極的。今季からJLPGAブライトナーを務め、広報活動にも熱心だ。この日はウェアとリボンをサントリーカラーの水色で統一。サングラスの柄も水色で「初日なので。中日でやるより初日がいいのかなと思って」と“目立つ”ように取り入れた。

　悲願の初優勝に向けて好発進。「4アンダーが目標で4つ獲れた。明日は午後スタートですし、今日はゆっくり落ち着きたい。怖がらずに振ればチャンスにつくと思うので、パットをしっかり決めて頑張りたい」と先を見据えた。