フェラーリの25歳シャルル・ルクレール

　自動車レース・F1のトップドライバーがまさかの事態に頭を抱えた。といってもレースのことではなく、自身が招いたまさかの落とし物。懸命の“救出劇”の様子を米スポーツ専門局が公開すると、米ファンからは「俺みたい」「つつましいわ」といった反響が寄せられている。

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　慎重に拾い上げた。空港の展望デッキのような場所で腹ばいになっているのは、フェラーリのモナコ出身のドライバー、シャルル・ルクレール。デッキの隙間にワイヤレスイヤホンを落としてしまったようだ。長めのピンセットを駆使し、隙間から白のイヤホンをまず1個、つまみ上げることに成功した。続けて2個目に挑戦。うまくつまめたが、デッキに上げる直前にするりと落ちてしまった。苦笑いしながら、やや絶望した表情を浮かべた。

　米スポーツ専門局「ESPN」のF1専門インスタグラムは「シャルルも我々と同じだ」と記して動画を公開。「シャルル・ルクレールがマイアミ前にAirPods（エアポッズ）をなくす」とキャプションがつけられ、苦笑いするルクレールの写真も公開した。

　ワイヤレスで便利な反面、なくしたり落としたりも少なくないAirPods。「スポーツ選手の契約にフォーカスした米データサイト「スポトラック」によると、2023年の年俸は2400万ドル（約32億円）という25歳であってもやはり痛い様子で、親近感を覚えた海外ファンからもコメントが寄せられた。

「リシャール・ミル付けてるんだから新しいの買えるだろ」
「新品買えるはずなのに無駄にしないのはアメージングだ」
「俺みたいだな」
「可愛いな」
「ルクレールらしいね」
「つつましいわ」
「リシャール・ミル付けてるがこれやってるのがめっちゃ奇妙だな」

　昨季バーレーンGPなどで3勝し、年間ポイントランキングも2位という注目株のルクレールにとってはまさかの悲劇となってしまったようだ。