142勝右腕のチェンジアップを完璧に捉え右翼席中段へ運ぶ

　米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手が25日（日本時間26日）、本拠地ホワイトソックス戦に「2番・DH」で先発出場。5回の第3打席で2試合ぶりとなる特大の9号2ランを放った。右翼スタンドへの136メートル弾に、現地実況席も大興奮。「サヨナラ・オオタニさん！」と絶叫。またチェンジアップを捉えての初の一発となった。

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　打った瞬間だった。5回だ。1点を勝ち越し、なお無死二塁のチャンスで打席には大谷。メジャー通算142勝右腕シールズの初球だ。内寄りの88マイル（約141キロ）のチェンジアップに対し、腕をたたんでコンパクトに振り抜いた。

　快音を残したバットから放たれた打球は、高々とエンゼルスタジアムの夜空に舞い上がった。右翼手はすぐに追うのを諦めた。右中間スタンドの中段で着弾する一撃は、2ケタ本塁打に王手をかける9号2ラン。背番号17は悠々とダイヤモンドを一周した。

　特大9号弾に現地実況席も大興奮だ。エンゼルス戦を実況する「FOXスポーツウエスト」の実況は「右方向へ深く！ガルシアは下がる、下がる、行った！サヨナラ！オオタニさん！」と絶叫。一方の解説者は興奮を抑えつつ、大谷の打撃を解説した。