ボーンマス戦で同じ選手を相手に2度のドリブル突破

　海外サッカー、イングランド1部プレミアリーグ・ブライトンの日本代表MF三笘薫は4日（日本時間5日）、本拠地ボーンマス戦で終了間際に決勝のヘディング弾を叩き込み、チームを1-0の勝利に導いた。同じく称賛を浴びたのが、相手DFに手を出させるほどの華麗なドリブル突破。ブライトン公式ツイッターは動画でクローズアップ。英ファンからは「本当にエグい」「傑出している」と試合から1日経過しても絶賛の声が上がっている。

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　相手はなすすべもなかった。ボーンマス戦の前半35分、ペナルティエリア左に侵入すると、正対した相手DFアダム・スミスに対し、狭いゴールライン側への切り返しで完全に抜いた。逆を突かれたスミスは両膝をつき、思わず両手を出して三笘を止めようとしてしまっていた。

　さらに後半35分、敵陣の左サイドのライン際で縦パスを受けると、右足かかとでボールに触れてコースを変え、背後から寄せて来たスミスと入れ替わった。一瞬のキレで一気に突破。スミスはまたも手を出し、後ろから思わずユニホームを引っ張った。どちらのプレーも得点にはつながらなかったが、三笘の凄さが凝縮されていた。

　ブライトン公式ツイッターは「彼は止められない」との文面で2つのシーン動画を公開。試合から1日が経過しての投稿だったが、英ファンからは「リーグ最高のウインガー」「傑出している……頼むからアーセナルやチェルシーに行かせないで」「彼は恐ろしく、信じられない」「これは本当にエグい」「この男はとんでもねえスターだ」「ボーンマスのアダム・スミスは3万1000人のファンの目の前で引退」などと反響が寄せられている。

　三笘はボーンマス戦の決勝弾で公式戦3戦連発。勝利を収めたチームは、EL出場圏内の5位トッテナムに勝ち点差5の6位につけている。次戦は11日（同12日）、敵地でクリスタル・パレスと対戦する。