世界卓球団体戦、女子決勝トーナメント1回戦

　世界卓球団体戦（テレビ東京系＆BSテレ東で連日放送）が5日、中国・成都で行われ、女子決勝トーナメント1回戦に臨んだ世界ランク2位の日本は、同4位の強豪・韓国に3-0で勝利。8強進出を決めた。試合後、海外向けのインタビューでは“珍質問”を受けた長崎美柚に、伊藤美誠が助け舟を出すシーンもあった。

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　韓国戦には伊藤美誠、木原美悠、長崎美柚の3人が出場。第1試合、伊藤が17歳のキム・ナヨンを3-1で下し、第2試合も18歳・木原が接戦で強さを発揮してイ・シオンに3-0で勝利。最後は注目度急上昇中の20歳・長崎がユン・ヒョビンを3-1で破った。日本は予選から通じて、これで5試合連続3-0のオールストレート勝ちとなった。

　試合後、取材エリアでは海外向けのインタビューにも応じた3人。長崎には“珍質問”も寄せられた。次戦の準々決勝ではスロバキアと対戦するが、現地の通訳を介した質問で「スロバキア戦への思い、スロバキアの選手に話したいことは？」と問われた。

　上手く日本語の翻訳がなされなかった可能性もあるが、長崎は「スロバキアチームとは予選リーグで対戦したんですけど、直近で対戦しているので良い準備ができると思いますし、もう一度当たるということで……話したいこと？（笑）」と困った様子。ここで隣に立っていた伊藤が「しっかり調整して明日も頑張りますって、自分の言葉で言えば大丈夫」と助け舟を出した。

　これで長崎は再びマイクに向かい「もう一度対戦するので、日本もスロバキアもお互い良い準備をして、最高の試合ができるようにしたい」と綺麗に締めくくっていた。

　51年ぶりの金メダルを狙う日本。3位決定戦がなく、メダル決定戦となる6日の準々決勝ではスロバキアと対戦する。なお、日本はこの日世界ランク3位の男子も同6位のブラジルに3-0で勝利。男女ともに8強入りを果たしている。