8日から富士フイルム・スタジオアリス女子オープン

　国内女子ゴルフツアーの富士フイルム・スタジオアリス女子オープン（埼玉・石坂GC）が8日、開幕する。前日の7日は、今季5戦3勝で2週連続優勝の西郷真央（島津製作所）が会見。ツアー史上2人しか達成していない3週連続優勝への挑戦について、「そうした立場にいられて、ありがたいです」と表現した。世界ランキング25位で獲得した全米女子オープン（6月2～5日）については、すでに出場登録を済ませ、大会の前週から現地に乗り込むことを明言した。

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　勢いが止まらない西郷は、プロアマ大会を終えて「調子は良くも悪くもないです」と言った。3週連続優勝への思いを聞かれると、「そこを意識するのではなく、結果的にそうなるようなプレーやマネジメントをしたいです」と返した。その上で、過去に鈴木愛（2019年）、全美貞（07年）しか達成者がいない記録に挑戦する思いを「それほど難しいことだと思います。やろうとしてできることではないですし、そこに挑戦できる立場はありがたいです」と表現した。

　そして、全米女子オープン出場の手続きを早くも済ませたことを明かした。もともと海外志向だが、プロとして初めて海を渡って試合をすることになり、「シーズンが始まる前からジャンボさん（師匠の尾崎将司）に『今年は海外メジャーに出られるように頑張ります』と話していましたし、今、どれだけやれるかと感じたいです。最終日までプレーすることが目標です」と言葉を並べた。

　もっとも、開幕時と同様に米女子ツアー予選会（QT）出場については、慎重な姿勢を見せた。

「まだ考えていません。優勝した試合はショートゲームの向上で勝てた感じで、得意なアイアンショットでスコアは作れていません。それは、これからの課題と痛感しました。練習を頑張りたいです」

　今季、誰も追随できないほどの結果を残しながら、自分に厳しい20歳。今大会も貪欲に頂点を目指す。