テーラーメイド本社が複数年契約を発表

　米男子ゴルフの今季メジャー初戦・マスターズ（7日開幕）に出場する男子アマチュア世界ランキング1位の中島啓太（日体大4年）が、テーラーメイドゴルフカンパニー（本社：米カリフォルニア州カールスバッド）と複数年の用具提供契約を締結したことが6日、同社から発表された。中島は今後、テーラーメイドのクラブ、ウェアを使用する。

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　埼玉出身、21歳の中島はジュニア時代から頭角を現し、日本人最年少の20歳5か月1日で男子アマ世界ランキング1位の座に輝いた。テーラーメイドのクラブは昨年から愛用し、日本アマチュア選手権ほか、世界各地のアマ大会でタイトルを獲得。国内男子ツアーでも史上5人目のアマ優勝を飾り、同11月には、アジアパシフィックアマチュア選手権で勝利し、今週開催のマスターズ（7～10日、米オーガスタ・ナショナルGC）への出場を決めた。

　今季は全米オープン、全英オープンの出場権も獲得。中島は今回の契約について、「テーラーメイドの製品は、私のこれまでのキャリアにおける勝利と成功に不可欠な要素であり、正式にチームテーラーメイドの一員となれることを誇りに思います」などとコメント。また、同社のデイビッド・エイブルスCEO兼社長は「“ケイタ”のチームテーラーメイドへの加入は、最も革新的なゴルフ用品を最高のプレーヤーに提供するという我々の継続的なコミットメントを反映したものです。ケイタの試合に対する姿勢は、テーラーメイドの哲学と一致するものであり、彼のプロゴルフファーへの道、そして、その先のプロゴルファーとしての旅路を継続的にサポートできることは、これ以上ない喜びです」と話している。

　昨年まで、ゴルフのアマ選手はスポンサーと契約して報酬を受け取ることはできなかったが、今年1月1日に大幅改定され、契約可能になった。国内でも男女の有望選手が、用具メーカー、企業と契約するケースが出てきている。