新労使協定巡る対立、9日の交渉でまたも合意至らず

　米大リーグ（MLB）は新労使協定を巡る対立で開幕延期となっているが、9日（日本時間10日）に行われた機構と選手会の交渉はまたも合意に至らず。開幕はさらに1週間遅れ、4月14日（同15日）に再延期されることとなった。選手会側は「オーナーたちの更に試合をキャンセルする決断は完全に不必要」などと声明を発表している。

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　当初は3月31日（同4月1日）開幕だったものの、これで計4カードが中止になる。機構側はレギュラーシーズンの162試合実施には8日（同9日）までの合意が必要としていたが、結論は出なかった。

　発表の直後、MLB選手会コミュニケーション部門公式ツイッターは声明を発表。「オーナーたちの更に試合をキャンセルする決断は完全に不必要。今日の午後、リーグに対して包括的な提案をしたが、返答は間近に迫っていると伝えられたものの、選手たちはまだそれを聞けていない」とした。

「選手たちはプレーしたい。世界最高のファンの前でプレーするのが待ちきれない。我々の最優先事項は全ての選手が公平な契約を結べることにあり、最後まで交渉を続けるつもりだ」とも記されている。