K-1でも活躍したペトロシアン、衝撃のKO負けにファン「大丈夫か？」

　アジア最大の格闘技団体「ONEチャンピオンシップ」で生まれたKO劇が注目を浴びている。15日、シンガポールで開催された「ONE First Strike」フェザー級キックボクシング世界王座決定戦。K-1でも活躍し、約8年間無敗だった猛者がハイキック一発で失神KO負け。ライブ中継とは別角度、金網のすぐ近くから撮影された映像が公開されると、海外ファンからは「音がヤバい」「言葉が出ない」などと驚きの声があがっている。

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　史上最強とも評される男が、一撃に沈んだ。2回、ジョルジオ・ペトロシアンがスーパーボンの右ハイキックを食らった。バチン、という大きな音が聞こえた後、ペトロシアンは失神。後ろ向きに、体を真っすぐ硬直させた状態で倒れた。即座にレフェリーが試合を止めた。KO勝利にスーパーボンは走り回って歓喜。ペトロシアンは動かなかった。

　金網のすぐ外側から撮影した映像を、ONE公式インスタグラムが公開。この試合まで104勝2敗2分（2無効試合）という戦績を誇り、K-1 WORLD MAXでも2度の優勝を果たしているペトロシアン。2013年11月以来の敗戦シーンには、海外ファンから「なんというキックだ」「クレイジー」「彼は大丈夫なのか？」「骨がやられる音が聞こえた」「この音よ」「確かに言葉でないね」「音がヤバい」「殺人キック」などとコメントが書き込まれている。

　イタリアの英雄を倒したスーパーボンはタイ出身で、K-1などで活躍したブアカーオの弟子。この勝利で戦績は112勝34敗となっている。