国内ツアー・スタンレーレディス開幕

　女子ゴルフの国内ツアー・スタンレーレディスは8日、静岡・東名CC（パー72、6592ヤード）で開幕し、アマチュアの佐藤心結（さとう・みゆ＝明秀学園日立高3年）が5バーディー、ボギーなしの67を記録。5アンダーで首位と1打差の2位と好発進した。前週の日本女子オープンに続いてのツアー大会出場。翌週12日からはプロテスト2次予選が控えるが、狙いはアマでのツアー優勝による「プロテスト免除」だ。

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　インスタートの佐藤は、18番パー5で10メートルのバーディーパットを入れ、波に乗った。「強めのパットが入って、これは後半につながると思いました」。言葉通り、1番パー4でもスコアを伸ばすなど、後半だけで4つのバーディーを奪った。

「振り返るとノーボギーでいいラウンドでした。シビアなパットが入ったのが大きかったです。グリーンの状態もすごく良くて硬くなっていきましたが、私はアイアンでスピンの効いたショットが打てるのでボールを止められる。今日は90点ぐらいです」

　前週の日本女子オープンも含めて、出場した過去3試合のツアー大会では、全て予選落ちしている。だが“課題の第1R”で好発進。12日からは、茨城・ザ・ロイヤルGCでプロテスト2次予選を控えるが、今大会の出場については「迷いはありませんでした。ザ・ロイヤルGCの練習ラウンドは9月下旬にしてあるので」と説明。「できればこの大会で優勝して、プロテスト免除になりたいです」と意気込んだ。

　日本女子オープンも含めると3週連続での競技になるが、「私は毎日ラウンドをしていた方が状態が良くなるので、（体力面の）不安はありません」と断言。勢いに乗る18歳に怖いものはない。