マリナーズ戦で6回4安打2失点と好投

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は4日（日本時間5日）、本拠地マリナーズ戦に「2番・投手」で投打同時出場。打撃では2打数無安打だったが、投げては6回4安打2失点、10奪三振の力投で2勝目を手にした。無四球と安定した投球に、敵将も試合後に「スプリットはこれ以上ないくらい素晴らしい」などと称賛を送っているようだ。米記者が伝えている。

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　出鼻をくじかれたものの、堂々の投球を披露した。初回、先頭打者のクロフォードに右越えソロを被弾するも、その後は3者連続三振を奪う。鋭く落ちるスプリットと150キロ後半の真っすぐを武器に、6回までマリナーズ打線を2点に抑えた。10奪三振は5月11日（同12日）のアストロズ戦に並び、今季最多。MLBでは自身初の無四球という投球だった。

　試合後、マリナーズのスコット・サービス監督は、大谷を称賛しているようだ。AP通信のグレッグ・ビーチャム記者は、自身のツイッターで同監督のコメントをこのように伝えている。

「彼はスペシャルな投球を試合で見せていた。オオタニのスプリットはこれ以上ないくらい素晴らしい。今夜の試合のように彼がその球を自由自在に操ることができたとするならば、（打ち返すのは）本当に難しい。MLBで見られる球の中で1番良いものだ」

　大谷はこれで4月26日（同27日）のレンジャーズ戦以来、約1か月振りの勝利。打者としてヒットは出なかったものの、チームの3-2の勝利に貢献した。