ドジャース―パドレス戦でグラウンドにファンが乱入

　16日（日本時間17日）に行われた米大リーグの試合で、乱闘寸前の出来事に乗じ、外野席から乱入を試みるファンが登場した。ドジャース―パドレス戦で、係員が体を張って取り押さえた実際の映像を、米メディアが公開。米ファンからは「スタッフが軽快な動きだ」「野球が戻ってきた感じ」などとコメントが寄せられている。

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　懸命に追いかけ、捕まえた。延長10回1死三塁の場面だ。パドレスの打者ホルヘ・マテオが、ドジャース投手のデニス・サンタナに死球を受けてヒートアップ。両軍がマウンド付近に集まる事態となった。中堅フェンス奥などからも関係者が集まってきたが、その中に1人のファンがこっそり混じって登場。輪の方向へと向かって走っていった。

　これに対応したのは、レフト線付近にいた赤いウェアをまとった係員だった。発見すると、猛ダッシュで乱入者の下へ。ショート後方、外野芝生エリアでファンを取り押さえたのだった。両軍もいつの間にか、グラウンドに横たわる乱入者の方に目を奪われている。

　実際の映像を、米メディア「バーストゥール・スポーツ」の公式ツイッターが公開。「外野席の方からファンが乱入し、（係員に）タックルされた。4月なのにプレーオフの雰囲気だ」と文面につづった。

　映像を確認した米ファンからは「どさくさに紛れてファンいるじゃん」「野球が戻ってきたって感じだ」「ファンがフィールドにいる！」などといったコメントのほか、「スタッフが軽快な動きだ」「観客を全力で追いかける係員面白い」「赤い服の係員が走っていて何かと思ったよ（笑）」「客を追いかけるスタッフの姿に大爆笑」と取り押さえた係員に注目した書き込みも多数見られた。