ヤマハレディース最終日

　女子ゴルフの国内ツアー・ヤマハレディースは4日、静岡・葛城GC山名C（6564ヤード、パー72）で最終日が行われた。3打差6位で出た稲見萌寧（都築電気）が6バーディー、ボギーなしの66をマーク。通算12アンダーとし、逆転で3週ぶりの今年2勝目、今季3勝目、通算4勝目を挙げた。

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　絶好調の稲見が最終日も爆発した。前半の4番でバーディー、そして圧巻はバックナインだ。10番で左奥7メートルを沈めると、12、13、15番でショットを次々とピンに絡めバーディーを奪い、最終18番では5メートルの下りの難しいラインを決めてフィニッシュ。3日目に続く66の快スコアで逆転して見せた。

「4日間大会で勝つのは初めてなので、大変嬉しい」と喜びをかみしめた稲見。21歳にして早くも4勝目と着実に実績を積み重ねている。この日もスタート前から「絶対に上位に食い込んでみせると思っていました」と意気込んでいた。

　文字通りの最終日の爆発。「4日間でも3日間でも最終日の後半が良くないことが多かった。前半もうちょっと伸ばしたいと思ったのですが、伸ばせなかったので、気合を入れた。そうしたらショットがついてくれたのもあって、いい流れが作れた」と5つ伸ばしたバックナインを振り返った。

　戦前から目標に掲げていた複数回優勝を達成。「次はメジャーで優勝したいな」と次の目標を口にし、さらに「明日からトレーニングと練習を頑張ってどんどんパワーアップしたい」と貪欲に語った。