米大学野球でのワンシーンに米ファン注目「投手には悪夢」

　米大学野球で“大リーグボール”を安打にした打者に注目が集まっている。2日（日本時間3日）の試合で生まれたプレーの動画を米メディアが公開。米ファンからは「素晴らしいバント」「これ昔練習した」などと反響が寄せられ、MLB公式サイトも「こんな背中バント見たことある？」と記事を掲載している。

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　幸運な“魔球攻略”だ。初回1死走者一、二塁。右投手の変化球が大きく抜けた。背中に向かってくるボールを、テュレーン大の右打者ルイス・アヴィレスは体を丸めて避けた。すると、構えていたバットに「カツン」と当たりフェアグラウンドへ。結果的に、野球漫画「巨人の星」に登場する“大リーグボール”のような形となった。

　漫画ならこの後アウトになるが、絶妙なスピードで転がった打球は三塁側へ。投手が大急ぎで処理に向かったが、どこにも投げられず内野安打となった。テュレーン大とメンフィス大の一戦で生まれた実際の動画を、米スポーツ専門局「ESPN」の番組「スポーツセンター」公式ツイッターが公開。文面で「史上最も完璧な『バント』」と紹介している。

　驚いたファンは「野球は奇妙なスポーツだ」「投手にとっては悪夢」「冗談だろ」「素晴らしいバント」「スペシャルだね」「映画のワンシーンみたい」「これ昔練習した」などとコメント。米大リーグの公式サイトでも「背中の後ろ！　アクシデント的なバントが成功」と見出しを打ち、「こんな背中バント安打見たことある？」「バットを動かさなかったので、球は当たり、三塁線に転がる完璧なバントとなった」と伝えている。