会見した大坂なおみの格好に海外識者も称賛

　テニスの4大大会・全豪オープン女子シングルス決勝は20日に行われる。世界ランク3位・大坂なおみ（日清食品）は同24位ジェニファー・ブレイディ（米国）と対戦。準決勝後の会見で見せたスポンサーへの気遣いがわかる画像に対し、海外ファンから「スポンサーが確実に見える」とコメントが集まってたが、ビジネスマーケティングの専門家も「事業家が感謝しただろうね！」と称賛している。

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　トップ選手の義務かもしれない。大坂は同11位セリーナ・ウィリアムズ（米国）を下した後に会見。着ていたのはレイカーズのジャージだ。しかし、しっかりと袖を通したのは左半身だけで、着崩したように右肩を露出。左胸にレイカーズのロゴがある一方、右胸には自身が契約するナイキや「NISSIN」「workday」のロゴが見えている。

　画像を公開した米スポーツ専門局「ESPN」の番組「スポーツセンター」公式ツイッターは「ナオミ・オオサカが、試合後の会見でレイカーズを代表」と投稿。大坂は昨年1月にヘリコプター事故で亡くなったコービー・ブライアント氏と親交が深かった。

　海外ファンは「もっと重要なのはワークデイのロゴ」「彼女は戦略的に右肩を出し、ニッシンとワークデイのロゴも見えるようにしているんだな」「スポンサーが確実に見えるようにしないとね」と注目していたが、反響が拡大。ビジネスマーケティングの専門家ジョー・ファボリート氏も、大坂の会見動画付きで「肩を出し、スポンサーのロゴが見えるようにしている。事業家が感謝しただろうね！」とツイートしている。

　同氏は35年間、マーケティング業界に携わった経験を持ち、過去には76ers、WTA、全米テニス協会で日々のビジネス戦略を担当。現在は米コロンビア大学のスポーツ・マネジメントコースで非常勤講師を勤めている。トップ選手なら当たり前かもしれないが、大坂はコービーへの敬意を払いつつ、スポンサーへの役目も果たそうとしたのだろうか。