野次を飛ばした女性について「退場に値するとは思わなかった」

　米プロバスケットボール（NBA）は1日（日本時間2日）、レイカーズが107-99でホークスに勝利した。この試合では思わぬハプニングも発生。レイカーズのレブロン・ジェームズが、観客と口論になって試合が一時中断。女性が野次を飛ばす実際の映像も公開されていたが、レブロンは試合後「あのような交流がなくて寂しく思っていた」などと寛大なコメントを残しているという。米メディアが伝えている。

【注目】CW-Xを川澄奈穂美選手がお試し　運動パフォーマンスを支える「股関節サポート機能」って？（W-ANS ACADEMYへ）

　思わぬ事態で試合がストップした。第4クォーター残り8分。レブロンが言葉を発しながら、不快そうな表情をしている。視線はコート外、観客席にいた女性に向けられていた。女性は野次を飛ばしているようで、マスクを外し、指を突き付け興奮した様子で叫んでいる。すぐさま係員が近づき、ピリピリとした雰囲気が漂った。

　実際の動画を米スポーツ専門局「ESPN」の番組「スポーツセンター」公式ツイッターが公開。現地ファンからは「マスクを下げて怒鳴ってる。これはダメだろ」などと反響が寄せられていたが、レブロンは試合後に寛大なコメントを残しているようだ。

　米スポーツ専門局「CBSスポーツ」は「レブロン・ジェームズが、レイカーズとホークスの一戦で退場になったファンとの口論に反応」との見出しで記事を掲載。「（レブロンは）彼女たちが退場になるべきではなかったとした」と本文に記載している。

　野次を飛ばしていた女性はその後、退場となったようだが、レブロンは「あのような（ファンとの）交流がなくて寂しく思っていた。あのやり取りが自分には必要だったんだ。退場に値するとは思わなかった」とコメントしたという。

　一方で「彼女たちは少し（アルコール飲料を）飲んでいたのかもしれない。わからないけどね。それで彼女たちは（介入を）続ける恐れがあり、そうなると試合が試合ではなくなってしまったかもしれない。だから審判はやるべきことをやったんだ」と、女性に下された処分にも理解を示していたと伝えられている。