スペンスJr.の左フックに米ファン「魂も抜いてしまう一撃」

　ボクシングのWBC＆IBF世界ウェルター級王者エロール・スペンスJr.は5日（日本時間6日）、米テキサス州で行われる元WBC同級王者ダニー・ガルシア（ともに米国）との同級タイトルマッチに臨む。試合を前に、米興行大手プレミア・ボクシング・チャンピオンズ（PBC）はスペンスJr.が4年前にKO勝ちを決めた豪快左フックの動画を公開。相手が腰砕けになった一撃に、米ファンからは「サンドバッグに打つようだ」などと反響が寄せられている。

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　顔面をまともに捉えた。5回だ。スペンスJr.はロープ際に相手のクリス・アルジェリを追い詰めると、左腕をぶん回した。顎を捉え、顔を大きく揺さぶった左フック。アルジェリは腰砕けになり、ロープに寄り掛かるようにダウンを喫した。レフェリーがすかさずストップ。スペンスJr.のKO勝ちが決まった。

　2016年4月16日の試合で決めたKOシーンのスロー動画をPBC公式インスタグラムが公開。ガルシア戦までの日数を文面に記した投稿には、米ファンから「なんてこった」「魂も抜いてしまう一撃」「これはパーフェクトだ」「超強烈だ」「待ちきれない」「素晴らしい左だ」「サンドバッグに打つような一撃だ」「可哀そう」などと反響が寄せられている。

　スペンスJr.は権威あるボクシングの米専門誌「ザ・リング」が全階級のボクサーを格付けしたパウンド・フォー・パウンド（PFP）で5位につける。ガルシアとの試合でどんな戦いを見せてくれるか注目だ。