この体でダンクができるの？　米バスケ界話題の超ぽっちゃり選手が“夢の挑戦”

　米大学バスケットボール界で話題の超ぽっちゃり選手がダンクを決めた。米国で話題を集めているのは、ジャクソン・ステイト大でマネージャーを務める「スナック（おやつ）」ことトーマス・リーだ。米メディアが“4人がかり”でダンクを決める動画を公開すると、ファンから「彼を持ち上げられるんだから大したもんだ」「チーム力が夢をかなえる」などとコメントが集まっている。

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　巨体がなんとか宙に浮いた。パツパツの白いTシャツと短パンをはいたスナック。とてもじゃないが、バスケット選手には見えないものの、ステップを踏んでドリブルを始めた。そして勢いよくジャンプ。すると、両サイド、ゴール下から3人の仲間が現れてスナックの体に手を伸ばした。抱えられた巨体はリングに向かい、なんとかダンクを決めたのだ。

　勢いのままコートに転げ落ちたスナック。盛り上がる周囲の声とともに、満面の笑みで両手を叩きながら大喜びしている。仲間の反応は愛されている証だろう。米スポーツ専門メディア「ブリーチャーレポート」は、公式ツイッターに「ジャクソン州立大のマネージャー、トーマス・“スナック”・リーが豪快ダンクを叩き込む」と記して動画を公開。コメント欄にはファンの反響が集まっている。

「ネクスト・ザイオン…」
「面白い」
「簡単じゃないぞ」
「ガンボを食べた後のザイオン」
「彼はどうやって大学バスケに入れたんだ？」
「チームワークが夢をかなえる」
「彼を持ち上げられるんだから大したもんだ」

　海外メディアによると、2015年に同大のマネージャーに就任したリーは、お菓子をロッカールームに持ち込むことから仕事を始めたことで次第に「スナック（おやつ）」と呼ばれるようになった。卒業後にはコーチかチームマネージャー、またはNBAの仕事に就くことを希望しているという。

　2日のアーカンソー大との今季最終戦で途中出場すると、残り17秒で奇跡の3ポイントシュートを決めた。ブリーチャーレポートの公開した動画は約580万回再生の大反響。「これは元気くれる」とファンの反響を呼んでいた。