井上尚弥、藤原竜也から対談で質問攻め ボクサーと役者の共通点とは「やる時は一人」
ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)が26日、都内で俳優の藤原竜也と対談した。4月25日(日本時間26日)には、米ラスベガスでWBO王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)と3団体統一戦を予定。初対面の2人の対談では、ボクサーと俳優の共通点などを語り合った。
俳優・藤原竜也と対談、トレーナーと演出家は「セコンド」
ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)が26日、都内で俳優の藤原竜也と対談した。4月25日(日本時間26日)には、米ラスベガスでWBO王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)と3団体統一戦を予定。初対面の2人の対談では、ボクサーと俳優の共通点などを語り合った。
初対面となった2人。「画面越しで応援しています。スーパーヒーローです」とモンスターファンだと語った藤原に対し、井上も「デスノートとかカイジも見ていたので、お会いできて光栄です」と過去の出演作品を見ていたことを明かした。
井上は小学1年でボクシングを始め、父・真吾トレーナーの指導で駆け上がってきた。対談では、藤原が「何歳から始めたんですか?」「父とトレーナーのどっちの一面があった?」「遊園地に行くような一般的な親子のプライベートはありました?」など質問攻め。井上はこれまでのキャリアを振り返り「基礎の積み重ねが今に繋がっています」などと丁寧に答えた。
ボクサーと俳優の共通点に関する話題となり、藤原は舞台役者などの公演初日までの期間を引き合いに出した。
「演劇はテレビや映画に向けて役者を育てる場所でもある。演出家の下でひと月稽古をして初日を迎えます。初日を迎えれば、演出家はセコンドについて出演者はリングに立たされる。何かあればタオルを投げることもありますけど、基本的には任されるんですよ」
これを聞いた井上は「一緒ですね」と返答。「強いものが勝つ世界。やってきた内容を出せれば結果が出る。もう自分がどれだけやったかが出る」と語った。練習がものをいう世界。藤原は「僕らも稽古場でやっていないものは出せない」と役者業でも同じのようだ。