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フューリー、ワイルダー戦へ強力助っ人 ロッキー出演の“伝説のカットマン”招聘

ボクシングのWBC同級王者デオンテイ・ワイルダー(米国)と2月22日に“世紀の再戦”を迎えるヘビー級元世界3団体統一王者タイソン・フューリー(英国)。42勝(41KO)の怪物パンチャーとの一戦へ向け、伝説のカットマンを招聘することが分かった。英ラジオ局「トークスポーツ」が伝えている。

タイソン・フューリー【写真:Getty Images】
タイソン・フューリー【写真:Getty Images】

“世紀の再戦”へ、伝説のカットマン・デュラン氏がフューリー陣営入り

 ボクシングのWBC同級王者デオンテイ・ワイルダー(米国)と2月22日に“世紀の再戦”を迎えるヘビー級元世界3団体統一王者タイソン・フューリー(英国)。42勝(41KO)の怪物パンチャーとの一戦へ向け、伝説のカットマンを招聘することが分かった。英ラジオ局「トークスポーツ」が伝えている。


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 2020年最初のビッグマッチまで1か月を切った。世界が注目する一戦へ向け、フューリー陣営は切り札を用意している。同局の電子版では「タイソン・フューリー、ワイルダーのパンチ力から目を守るため伝説のカットマン『ジェイコブ・“スティッチ”・デュラン』を招聘」の見出しで、名物カットマンと再タッグを組むことを報じている。

 ワイルダーの強打を浴びれば無傷でいられるのは不可能。カットして出血といったトラブルは十分に想定できる。ならばと、陣営が講じた策はカットマンの招聘だ。記事によると、フューリーは昨年9月のオット・ワーリン(スウェーデン)で47針も縫う深手を負い、「ワイルダー戦でもそうしたトラブルへ対処してもらうべく、自らの陣営にデュランを招き入れた」と説明している。

 フューリーとデュラン氏の関係は2015年のウラジミール・クリチコ(ウクライナ)戦でスタートしたという。クリチコの長期政権に終止符を打ち、WBAスーパー、IBF、WBOの3本のベルトを手にした一戦でコンビを組んだ両者が、2020年に再び共闘する。

 デュラン氏は過去にはウラジミール、ビタリのクリチコ兄弟以外に、パウンド・フォー・パウンドで1位に上り詰めたアンドレ・ウォード(米国)らを担当。またUFCでもアンデウソン・シウバ、ジョルジュ・サンピエール、リョート・マチダら数々のレジェンドらを支えた経験ももつ腕利き。映画ロッキーシリーズにも出演経験があることでも知られている。

 選手が出血した際の止血役を担うカットマンの存在が、試合を左右することは往々にしてある。完全決着へ、フューリー陣営の準備に余念はない。

(THE ANSWER編集部)


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