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1300万食のCO2排出量&使い捨てプラスチック半減 パリ五輪が掲げる6つの「フード・ビジョン」とは

日本もアスリートのためのサステナブルな食生活が学べる大会に

 日本よりも一般的に動物性食品を多く食べている欧米では、既にアスリートの間でも動物性食品を減らし、プラントベースの食事の食品を積極的に摂る意識が高いようです。また、アメリカではアスリートのためのサステナブルな食生活の実現に向けて、動物性食品を減らす、加工食品やプロテインなどのサプリメントを減らす、食品廃棄の削減、過剰な包装を減らすことなどが推奨されています。
 
 五輪は今や、世界の食の課題やスポーツと食の最先端のトレンドが集約される大会。フード・ビジョンで掲げられたことは、今後、世界中で当たり前に理解され、受け入れられる内容となります。

 選手村の食堂や試合会場などで環境に配慮した食材が当たり前に使用されていることを見たり、魅力的なベジタリアンメニューを味わったりと、パリ大会に出場される選手や同行するスタッフはもちろん、日本から行かれる観客やメディア関係者もいち早くそれを体感できます。

 そして、日本にいるスポーツファンも、アスリート達の感想や、各国のメディアの受け止め方を知ることで、今後、日本におけるアスリートのためのサステナブルな食生活のヒントが学べる大会になると思います。

 大会期間中、美食の国フランスで競技と環境の両面に配慮し、どのような食事やサービスが提供されるのか、私も今からとても楽しみです。

「THE ANSWER」お悩み相談室「Q&A」

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(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

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橋本 玲子

株式会社 Food Connection 代表取締役

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

ラグビーワールドカップ(W杯)2019で栄養コンサルティング業務を担当。2003年ラグビーW杯日本代表、サッカーJ1横浜F・マリノス(1999年~2017年)、ラグビーリーグワン・埼玉パナソニックワイルドナイツ(2005年~現在)ほか、車いす陸上選手らトップアスリートのコンディション管理を「食と栄養面」からサポート。また、ジュニア世代と保護者に向けての食育活動も行う。アメリカ栄養士会スポーツ循環器栄養グループ(SCAN)並びに、スポーツ栄養の国際的組織PINESのメンバー。アメリカ栄養士会インターナショナルメンバー日本代表(IAAND)として、海外の栄養士との交流も多い。近著に『スポ食~世界で戦うアスリートを目ざす子どもたちに~』(ベースボールマガジン社)

URL:http://food-connection.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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