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出社した頃に疲れてませんか? 1日を変える朝食は「糖質+タンパク質」にあり

「THE ANSWER」は忙しく働く大人世代が日常のパフォーマンスを上げる方法を“食”から考える新連載「働く人の食事術」をスタート。Jリーグやラグビートップリーグをみてきた公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏が指南する。

朝食抜きだと、1日に必要な栄養・エネルギー量ともに追いつかない
朝食抜きだと、1日に必要な栄養・エネルギー量ともに追いつかない

新連載「働く人の食事術」―忙しい社会人が摂るべき「朝食」は何なのか

「THE ANSWER」は忙しく働く大人世代が日常のパフォーマンスを上げる方法を“食”から考える新連載「働く人の食事術」をスタート。Jリーグやラグビートップリーグをみてきた公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏が指南する。

 1日のなかで最も慌ただしい朝時間。朝食もそこそこで家を飛び出し、満員電車に揺られ、出社した頃にはもうヘトヘト……という人も多いだろう。そんな働きマン、働きウーマンを支える、ベストな朝食の組み合わせとは?

 ◇ ◇ ◇

 人にとって、朝食を摂ることが大事な理由は2つ。一つは、午前中に必要な脳のエネルギーと栄養を確保すること。そしてもう一つは、「体の時差ボケ」をリセットすることです。

 ところが、朝の通勤、通学前は1日のなかで最も余裕のない時間帯。朝食は食パンや菓子パンを少しかじってコーヒーで流し込むだけ、野菜ジュースを飲むだけで、家を飛び出す人も多いのではないでしょうか。

 満員電車での通勤・通学で疲れてしまう、仕事や家事に追われてヘトヘト……。実はそんな疲れの原因には、栄養不足が関わっている場合がとても多いのです。例えば、先ほどの朝食。パンだけでは食べたものを効率良くエネルギーに代えるビタミンやミネラルが不足しているし、野菜ジュースでは脳や体を働かせるエネルギーが圧倒的に足りません。

 もしも朝食抜きであれば、昼・夜しっかり食べても、1日に必要な栄養・エネルギー量ともに追いつかない状態です。ちなみに菓子パンは砂糖と脂肪の塊。血糖値が急激に上がり、量はそれほど食べていないわりに、体脂肪はしっかり身につきやすくなります。

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橋本 玲子

株式会社 Food Connection 代表取締役

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

ラグビーワールドカップ(W杯)2019で栄養コンサルティング業務を担当。2003年ラグビーW杯日本代表、サッカーJ1横浜F・マリノス(1999年~2017年)、ラグビーリーグワン・埼玉パナソニックワイルドナイツ(2005年~現在)ほか、車いす陸上選手らトップアスリートのコンディション管理を「食と栄養面」からサポート。また、ジュニア世代と保護者に向けての食育活動も行う。アメリカ栄養士会スポーツ循環器栄養グループ(SCAN)並びに、スポーツ栄養の国際的組織PINESのメンバー。アメリカ栄養士会インターナショナルメンバー日本代表(IAAND)として、海外の栄養士との交流も多い。近著に『スポ食~世界で戦うアスリートを目ざす子どもたちに~』(ベースボールマガジン社)

URL:http://food-connection.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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