あなたが「なぜか疲れた」と感じる理由 コンビニ、スーパーで買える疲労回復食材は?
激しい運動をしたり体を酷使したりした覚えもないのに、なぜか体が重たく感じてしまう……。日常生活を送るなかで、日々、蓄積していく疲労感を和らげる食事法とは? 「THE ANSWER」の食とカラダ連載。様々な競技のアスリートやトップチームの栄養サポートを担当する公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏に聞いた。
脳の疲労回復に良いと注目の「イミダペプチド」、栄養士がオススメする食材は?
激しい運動をしたり体を酷使したりした覚えもないのに、なぜか体が重たく感じてしまう……。日常生活を送るなかで、日々、蓄積していく疲労感を和らげる食事法とは? 「THE ANSWER」の食とカラダ連載。様々な競技のアスリートやトップチームの栄養サポートを担当する公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏に聞いた。
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私たちが感じる「疲れ」は、実は脳が発するSOSです。人は疲弊してくると、「これ以上、心身を酷使すると生命の危機に関わる」と脳が察知。それが「あー、疲れたー」という感覚で現れます。
トップアスリートは主に肉体を酷使することで疲れを感じますが、一般的には多くの場合、運動不足や睡眠不足、人間関係のストレスといったことから疲労を感じます。例えば、終日、パソコンに向かって仕事をする人は、長時間、同じ姿勢で過ごしています。一方で、目と頭はフル回転。意識して体を動かしたり、休憩を挟んだりしないと、「動かなさすぎ」と「働きすぎ」の状態が続き、脳に多大なストレスがかかります。加えて、睡眠時間が足りない、あるいは眠りが浅い日が続くと、疲労はどんどん蓄積。結果、いつまでもお疲れモードから脱出できなくなります。
さて、最近、脳の疲労回復に良いと注目されているのが「イミダペプチド」という成分です。これは、動物の骨格筋に含まれる抗酸化成分の一つで、特に鶏のむね肉に豊富。そのほか、牛、豚、まぐろ、かつおにも含まれています。「最近、どうも疲れが抜けないな」と思ったら、是非、これらを積極的に食べてみてください。