「see」から「do」へ― 小塚崇彦、28歳が描くフィギュア界の“幸せな未来”
かつてフィギュアスケート界を華やかに彩り、五輪の舞台も踏んだ元トップスケーターが今、フィギュア界の未来のために汗を流している。小塚崇彦さん。男子の高橋大輔、織田信成、女子の安藤美姫、浅田真央らとともに、長らく日本スケート界を支えた一人だ。
元バンクーバー五輪の小塚さんの現在地、フィギュアの普及・育成に汗を流す理由
かつてフィギュアスケート界を華やかに彩り、五輪の舞台も踏んだ元トップスケーターが今、フィギュア界の未来のために汗を流している。小塚崇彦さん。男子の高橋大輔、織田信成、女子の安藤美姫、浅田真央らとともに、長らく日本スケート界を支えた一人だ。
そんな28歳は今、フィギュアの普及・育成に力を注ぎ、ほかのスポーツ界とも積極的に交流を図っている。フィギュア界のオフシーズンにはアイスショーに出演。多忙な日々を送りながら、力を注ぐ理由は何なのか。
「フィギュアスケートというと、観るスポーツとしては確立されてきたと思っています。たくさんの方がリンクに足を運んでくださり、テレビ、新聞、携帯、あらゆるところから情報を得て興味を持ってもらっている。ただ、フィギュアを実際にやるとなると、かなり難しい状況にあるんじゃないかと感じています」
そう語った小塚さん。15年12月に引退後、スケート教室のほか、さまざまなイベントに出演し、フィギュアの楽しさを伝えようと奮闘している。
「『see sports』(観るスポーツ)から『do sports』(やるスポーツ)へと僕は言っています。そういうところから、普及活動を進めていけたらいいと思っています」